15日木曜朝は冷え込みが強まります。関東の内陸部では、今シーズン初めて氷点下となる所もありそう。昼間との気温の差が大きくなりますので、体調管理にはご注意を。

関東 観測地点の6割で10度以下の予想

上のグラフは、関東で最低気温が10度以下になる地点の割合を示したもの。14日水曜は4割ほどでしたが、15日木曜朝は関東の観測地点の6割で、10度を下回る見込みです。
冷え込む理由は、「上空に寒気が流れ込んでいる」ことに加えて、「放射冷却が強まる」ことが挙げられます。夜になると、地表面から熱が奪われるため、気温が下がります。雲が多いと、雲が「ふとん」のような役割を果たしてくれるため、熱は逃げにくくなります。しかし、雲が少なく風が穏やかな時は熱が逃げやすく、冷え込みが強まるのです。
内陸部ほど冷え込みやすく、栃木や群馬の山沿いでは氷点下となる所も予想されています。もし氷点下の気温になれば、関東で今シーズン「初冬日」を観測することになります。

一日の気温差が大きい 体調管理に注意

朝の冷え込みが強い所では、昼間の気温との差に注意が必要です。15日の予想最低気温が関東で最も低い、栃木県日光市土呂部の天気と気温を見てみましょう。(下の図)
朝は0度くらいまで下がりますが、昼間は日差しが降り注ぎ、気温が上昇。17度くらいまで上がる予想です。一日の気温差が15度以上にもなるのです。
都心など平野部でも、朝はヒンヤリして上着が欲しくなりますが、日中は長袖シャツで十分過ごせそう。日差しが少し暑く感じられるかもしれません。服装で上手に調整して、体調を崩さないようご注意ください。