11日は北海道から沖縄にかけて、秋の空気に包まれました。全国928の観測地点のうち、気温が30度以上の真夏日となったのは0地点でした。5月22日以来の真夏日地点数ゼロです。

11日、全国928の観測地点のうち、気温が30度以上の真夏日となったのは0地点でした。
真夏日地点数がゼロになったのは、5月22日以来のことです。

11日、前線を伴った低気圧が2つ、日本列島を挟むように存在しています。
そのうち南側の低気圧と前線は、九州から東北の太平洋側を中心に雨を降らせ、標高の高い所では雨が雪に変わりました。
富士山では山の中腹から山頂で雪が積もり、甲府地方気象台で初冠雪を観測しました。

沖縄 秋の空気に包まれる

この前線は、ずっと西、沖縄の南まで延びています。
これまで、沖縄のどこかで気温が30度以上となっていましたが、11日は前線の北側の寒気と雲の多い天気、そして北風によって、前日ほど気温が上がりませんでした。
石垣島では11日、冬は南に帰る渡り鳥「サシバ(タカ科)」の南下を観測しています。

この先 真夏日が戻る所も

12日以降、沖縄に日差しが戻る見込みです。13日にかけて、北よりの風が吹き、秋らしさを感じられるでしょう。
ただ、季節の進みは足踏みしそうです。
沖縄には異常天候早期警戒情報が発表されています。15日ごろからは気温が平年よりもかなり高くなる可能性が高くなっており、真夏日を観測する所もあるでしょう。