本州に台風による影響が出始めています。大型の台風23号は7日、本州から離れた東の海上を北上していますが、強い風には油断ができません。千葉県銚子では瞬間的に風に向かって歩けないほどの風が吹きました。

7日、大型の台風23号は速度を上げながら、本州からは離れた東の海上を北上しています。
日本付近は高気圧に覆われて、穏やかに晴れているものの、関東から北海道は強い風に油断ができません。7日9時の天気図を見ると、関東から北海道は等圧線の間隔がやや狭くなっています。
今回の台風は大型で、しかも発達しているため、本州から遠く離れていても強い風をもたらします。
千葉県銚子では11時21分に最大瞬間風速が25.0メートルを観測し、風に向かって歩けなくなったり、転倒する人も出てくるくらいの風が吹きました。 このあと台風の北上に伴って、関東から北海道にかけて次第に風が強まる見込みです。
瞬間的には、立っていられないくらいの風や、車の運転が困難になるほどの風の吹く恐れがあります。
交通に影響が出る可能性もありますので、お気を付けください。

強い風に注意・警戒

●関東
沿岸部を中心にさらに風が強まり、海は大しけとなるでしょう。千葉県と茨城県の太平洋側の海上ではあす8日夕方まで風の強い状態が続き、特に7日夕方から夜のはじめ頃にかけては、最大瞬間風速が30メートルの非常に強い風の吹く恐れがあります。小笠原諸島では7日夕方まで、伊豆諸島は7日夜まで強風に注意が必要です。
●東北
太平洋側の海上を中心に、次第に風が強まり、あす8日には非常に強い風が吹く見込みです。太平洋側の海はうねりを伴って大しけとなるでしょう。陸上でも最大瞬間風速が30メートルと予想されています。
●北海道
次第に風が強まり、海はしけるでしょう。高い波により、海沿いの道路では波をかぶってしまう所もありそうです。あす8日にかけて、陸上でも予想最大瞬間風速が35メートルです。太平洋側東部では海は猛烈にしけるでしょう。暴風と高波に厳重な警戒してください。