5日月曜は、日中の気温が平年を下回った所が多く、昼間も秋の涼しさを感じられました。特に関東は、広く10月下旬~11月上旬並みの気温に。このまま、秋は深まっていくのでしょうか?

最高気温の推移(関東80地点が対象)
最高気温の推移(関東80地点が対象)

昼間も涼しい ひと月先の気温の所も

5日月曜の最高気温(午後3時まで)は、東京都心で20度1分。前日より7度も低く、10月下旬並みの気温でした。内陸部はさらに低く、日光では9度8分と、今シーズン初めて最高気温が10度に届きませんでした。他にも、谷や秩父、宇都宮などで11月上旬並みに。ひと月先の気温となりました。

5日月曜 午後3時現在の気温
5日月曜 午後3時現在の気温

水曜までは涼しい 徐々に上昇

この先の予想を見ると、7日水曜までは、夏日(最高気温が25度以上)となるのは、関東80地点中1地点のみ。この1地点は、真冬でも最高気温が20度くらいある「父島」です。そのほかの所は、涼しい日が続きそうです。
涼しさの原因となるのは、下の天気図に見られる、帯状に連なった高気圧。大陸育ちのこの高気圧は、乾燥した冷たい空気を伴っています。この高気圧が北にあることで、関東には北から乾燥した冷たい空気が流れ込み、気温の上昇が鈍くなるのです。

8日木曜以降は、台風23号が北日本に進み、次第に「高気圧が北にある状態」は解消されます。(下の図)このため、気温は徐々に上昇。9日金曜には、関東の4割近くの地点で夏日が復活する見込みです。
夏日になると、昼間は半袖で過ごせるでしょう。半袖を全てしまってしまうのは、まだ少し先の方が良さそうです。
気温のアップダウンが激しくなりそうですから、体調を崩さないようお気を付けください。