急速に発達する低気圧の影響で、10月1日木曜~2日金曜は全国的に荒れた天気が予想されます。どんなことに注意すべきか、ポイントをまとめました。

北海道 3日土曜にかけて大荒れの天気

1日木曜は低気圧が急速に発達しながら日本海を北上し、2日はさらに発達しながらサハリン付近を進む見込み。低気圧が発達するということは、広い範囲で風が強まるおそれがあります。特に北海道は、3日土曜まで風・雨ともに強まり、大荒れの天気が続くでしょう。
北海道で気をつけたいことは、まずは非常に強く吹く風です。1日夜から急に強まる可能性があります。また、暴風に伴って波も高くなり、海は大しけとなるでしょう。
また、1日夕方以降は、断続的に雨が降る見込み。カミナリを伴い、滝のような非常に激しい降り方になるおそれも。雨量が多くなる所もあるため、低い土地の浸水や川の増水、土砂災害にも注意が必要です。

東北~九州 暴風や高波に警戒 昼間は暑さも

東北や北陸、近畿、九州北部では、1日昼前後から南寄りの風が次第に強まり、非常に強い風が吹くでしょう。交通機関に遅れが生じる可能性がありそうです。海上は、東北や北陸で大しけ、近畿や九州はしけとなる見込みです。
南寄りの風が強まることで、東北~九州の日本海側では、30日に比べて気温がグンと上がりそう。予想最高気温は、金沢や福岡で29度と真夏日一歩手前に。新潟は28度、秋田は26度でいずれも30日より6度ほど高く、9月上旬並み。ひと月前の気温が戻ってきそうです。昼間は、風通しの良い服装が良いでしょう。

全国的に不安定な天気 雨・落雷・竜巻も注意

1日夜から2日朝にかけて、低気圧からのびる寒冷前線が日本列島を通過します。この前線に向かって湿った空気が流れ込み、広い範囲で大気の状態が不安定に。局地的にバケツをひっくり返したような激しい雨が降るでしょう。また、落雷や、竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
10月のスタートは、荒れた天気で迎えることとなりそう。1日夜はなるべく早めに帰宅し、2日朝は時間に余裕をもって行動することをオススメします。