今週は上空の寒気の影響で、北海道は冬の足音。週後半、10月のスタートは日本付近は広く雨で雨量が多くなる可能性あり。

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週前半 南は台風 北は寒気の影響

今週前半、沖縄は台風の影響、北海道は寒気の影響を受ける見込みです。
台風情報
大型の台風21号は、非常に強い勢力であす(28日)、石垣島など先島諸島に接近。先島諸島は28日かけて非常に強い風や雨、猛烈なシケに警戒。沖縄本島も風が強く大しけに。その後台風は台湾へ向かい、29日から30日に中国大陸へ進む予想です。
北海道は冬の足音
29日から30日は北海道の上空に11月並みの寒気が流れ込みます。高い山では雪の所もありそうです。新米など初物が出回るこの季節、気象の初物といえば、初冠雪、初霜、初氷、初雪。中でも最も早いのは初冠雪で、北海道の大雪山系旭岳は平年だと9月25日です。本州の山でも、10月に入ると続々と便りが届くようになります。

図をクリックすると最新の進路予想図にジャンプします
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週後半 10月スタートは広く雨

今週前半、9月いっぱいは本州付近は晴れる所が多いですが、10月のスタートとともに西から雨。雨量が多くなる可能性があります。10月1日から2日のイメージ図をご覧ください。本州付近に暖かく湿った空気が入ると同時に、北海道付近に再び寒気が入り、低気圧が発達する予想だからです。

10月1日~2日イメージ図
10月1日~2日イメージ図

今夏のお盆 残骸台風で大きな被害

先月8月、台風13号が先島諸島に接近したあと台湾に上陸。その後中国大陸で熱帯低気圧に変わりました。その元台風13号の雨雲が、ちょうどお盆の時期に上空の偏西風にのって日本にUターンしてきて、長崎で50年に一度の大雨をもたらしました。今回も、台風21号起源の湿った空気が日本付近に流れ込む可能性も考えられるため注意が必要です。

10月も台風に注意

台風は平年だと1年に約26個発生。接近数は約11個、上陸数は約3個。今年は今日27日までに21個発生。12個が接近、4個上陸しているので、すでに接近数も上陸数も平年を上回っています。台風シーズンはまだ続きますので、今後も注意が必要です。