19日、九州北部~東海は曇りや雨で日差しが少なくなっています。日差しによる暑さが収まっても、気温と湿度が高いため、熱中症に警戒が必要です。

蒸し暑さも熱中症の原因

きょうは、日差しの量にかかわらず、熱中症に警戒が必要です。
左は正午の日差しの様子。九州北部~東海にかけて広く青の表示で、日差しが少なくなっています。一方、右の熱中症情報を見てみると、九州北部~東海も黄色やオレンジで、警戒もしくは厳重警戒の所が多くなっています。
九州北部~東海の予想最高気温は、30度に届くか届かないか。それでも熱中症に警戒が必要なのは、気温だけでなく「湿度が高い」からです。

7月 熱中症による救急搬送 過去最多

消防庁によると、今年7月の熱中症による救急搬送者数は2万4567人で、今年6月の3032人と比べて約8倍に増加し、平成20年からの調査開始以降、過去最多となりました。梅雨明け後の蒸し暑さに加え、全国各地で猛暑日が観測されるようになったことが要因の一つとしています。

家の中でも熱中症に注意

湿度が高いと、汗をかいても汗が乾きにくいため、体に熱がこもりやすくなります。そのため、家の中でじっとしていても、熱中症になることがあります。
家の中でもエアコンを活用したり、喉が渇かなくてもこまめに水分を取りましょう。特に、体温調節機能が未熟な子ども、体温調節機能が弱くなっているお年寄りは、周りが気遣うことも大切です。