今週は月曜日から火曜日にかけて広く雨となりますが、雨でもかなり蒸し暑いでしょう。そのあと次第に晴れ間が戻り、猛烈な暑さになる所も。引き続き熱中症に注意を。

今週の天気
今週の天気

雨で蒸す

17日(月)は、前線が九州南部から関東の南の海上に停滞する見込みです。前線に向かって非常に湿った空気が入り、大気の状態が不安定になります。広く雨が降りますが、特に激しい雨に注意が必要なのが、近畿や東海です。近畿は明け方まで、東海は夕方にかけて、局地的にはバケツをひっくり返したような激しい雨や落雷にご注意ください。また、低気圧が日本海を北東へ進みます。北陸は断続的に雨で、東北は南部から雨の範囲が広がるでしょう。最高気温は福岡や広島、大阪で32~33度の予想で、かなり蒸し暑くなりそうです。風通しのよい服を着たり、適度に冷房を使うなど、熱中症対策をなさってください。名古屋と東京は29度。東京は梅雨明け前の7月19日から最高気温が30度以上の真夏日が続いていますが、およそ1か月ぶりに真夏日にならない可能性があります。ただ、湿気がたっぷりなため、蒸し暑いことには変わりありません。

雨でも気温は高め

18日(火)は日本海を進む低気圧が秋田沖で動きが遅くなるでしょう。このため、東北から北海道で雨が降ります。東北北部や北海道の太平洋側では、まとまった雨になる所がでてきそうです。東北北部では19日(水)も雨が残りそうです。秋田の最高気温は18日(火)に30度の予想と、雨でも気温は高めです。

厳しい残暑

九州から関東は本州の南の海上に前線が停滞しやすいため、21日(金)頃まで太平洋側を中心に少し雲が多めです。最高気温は福岡や広島、名古屋、東京で33度前後。晴れる時間が長くなる次の土日は更に暑くなり、京都などで35度以上の猛暑日になる所がありそうです。残暑が厳しいですので、体調を崩さないよう、くれぐれもお気をつけください。

最近20日間の降水量の平年比(関東)
最近20日間の降水量の平年比(関東)

雨も少なく暑さ続いた(関東)

上の図は、関東地方の最近20日間(7月27日~8月15日)の降水量の平年比です。これを見ると、関東はこの期間、北部(特に山沿い)や秩父など内陸部に、雨や雷雨が集中したことがわかります。大気の状態が不安定でも、平野部はあまり雨が降らず、東京は平年の4%しか雨が降っていません。暑さを和らげる夕立もほとんどなく、夜間も気温があまり下がらないまま朝から強い日差しで、気温が上昇。東京では7月31日~8月7日まで、8日連続の猛暑日となりました。あす17日(月)は雨が降ります。東京の最高気温は29度の予想で、久々に30度を下回るか注目です。