きょうは北海道から関東などで雷雲が発達。土曜は一段と暑くなり、東京や名古屋で猛暑日の予想。週末にかけて、Uターンや行楽の移動は局地的な激しい雨や暑さに注意が必要です。

日本付近の雨雲のようす(14日午後1時40分現在)
日本付近の雨雲のようす(14日午後1時40分現在)

車の運転は見通しの悪化などに注意

きょう14日、金曜日は、上空の寒気や湿った空気の影響などにより、北海道から関東甲信の広い範囲で大気の状態が不安定になっています。所々で雨雲が発達しており、カミナリを伴って土砂降りの雨となっている所があります。また、北陸から中国地方にかけても雨雲やカミナリ雲があります。今夜遅くにかけても局地的に激しい雨が降るでしょう。
お盆休みで、すでにUターンを始めている方や、行楽から帰宅する方も多いと思いますが、車の運転は急な激しい雨に注意が必要です。1時間に20ミリ~30ミリの「強い雨」の時は、ワイパーを早くしても前方が見づらくなります。1時間に30ミリ~50ミリの「激しい雨」の時は、ブレーキが効きにくくなる現象が起きます。道路が川のようになり、低い場所を走る道路は冠水する恐れもあります。時間には余裕を持って出発し、いつも以上に慎重な運転を心がけましょう。雨の降り方が強まっている時は無理をして先を急がないことも大切です。
あす15日、土曜日も北海道と東北北部は雨が降りやすく、雨脚が強まる所があるでしょう。

豪雨レーダーをこまめにチェック

雨雲のチェックはtenki.jpの豪雨レーダーが便利です。国道など、主要道路が分かりやすく表示されています。また、1時間後までの雨雲の予想も表示できるため、自分のいる場所に活発な雨雲がくるかどうか、確認することができます。車に同乗する際は、豪雨レーダーで周辺の雨雲のようすをこまめにチェックして、ドライバーに教えてあげてくださいね。

豪雨レーダーによる関東周辺の雨雲のようす
豪雨レーダーによる関東周辺の雨雲のようす

土日は猛暑日地点が増える 車内の脱水症状に注意

あす15日、土曜日は日差しが届く関東から九州を中心に、厳しい暑さとなるでしょう。きょう雲が多かった関東も、あすは内陸部を中心に気温が上がり、猛暑日地点が増えそうです。東京都心や名古屋の最高気温は35度の予想です。日曜日も引き続き体にこたえる暑さが予想されます。
週末にかけてはUターンラッシュで、長い時間、車を運転する場合もあると思いますが、車の運転中も熱中症対策が必要です。長い距離の運転はトイレ休憩がとりにくいので、どうしても水分補給がおろそかになってしまいがちです。ただ、エアコンをつけて涼しくしていても、直射日光が当たると、かなり暑く感じられます。また、チャイルドシートのお子さんは、背中にたくさん汗をかきますので、脱水症状が起こりやすくなります。飲み物を多めに積み込んで、水分はこまめに摂るようにしてください。

15日(土)の予想気温(14日午前11時発表)
15日(土)の予想気温(14日午前11時発表)