台風11号から変わった熱帯低気圧が、日本海を進む見込みです。この影響で、きょうも広い範囲に、南から湿った空気が流れ込み、雨雲が発生、発達しやすいでしょう。局地的な激しい雨にきょうも要注意。

そもそも台風との違いとは

台風と熱帯低気圧の違いは、中心付近の最大風速がおよそ17m/s以上か、それに満たないか。ですから、台風ではなくなったからといって、雨雲を発達させるエネルギーがなくなるわけではありません。
熱帯低気圧は日本海を進み、次第に北日本に近づく見込みです。
近畿地方では朝にかけて、東日本は今夜遅くにかけて、北日本はきょう午後からあすにかけて、雷を伴って激しく降るところがあるでしょう。

引き続き、土砂災害や局地的な激しい雨に注意

きょうの各地の天気です。
北海道・東北】午後はしだいに雨。日本海側を中心に激しく降るところも。
【関東】変わりやすい天気。北部ほど雨が降りやすい。北部は雷雨の所も。
【北陸】雨でしょう。激しく降ることも。落雷や突風にも注意が必要。
【近畿・東海】午前を中心に雨でしょう。これまでの雨量がかなり多くなっているところがあります。(この3日間の雨量は、兵庫県や和歌山県では、観測史上最大となった所も。多くの地点で記録的な大雨となりました。)雨がやんでからも、しばらく土砂災害に警戒が必要。増水した川にも近づかないようにして下さい。
【中国・四国・九州】晴れ間が出そうですが、にわか雨もあるでしょう。
【沖縄】くもりや雨のすっきりしない天気。