気象庁は10日、エルニーニョ監視速報を発表しました。前回に引き続き、エルニーニョ現象が冬にかけて続く可能性が続くとしています。

エルニーニョ現象とは

太平洋赤道域の中部(日付変更線付近)から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で、海面水温が平年に比べて高くなり、その状態が半年から1年半程度続く現象です。
エルニーニョ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こるとされています。

エルニーニョ現象続く

●6月のエルニーニョ監視水域
海面水温の基準値との差は+1.6度でした。2015年2月から6月までの平均は+0.8度の差で、エルニーニョ現象が発生しているとされる+0.5度以上になっています。2014年6月から2015年4月にかけての11か月間+0.5度以上と、エルニーニョ現象が続いています。

インド洋熱帯域の海面水温が高い

今後、冬にかけて基準値よりも高い値で推移すると予測されています。

エルニーニョ現象 冬にかけて続く可能性

今後、海面水温が高い状態が続くと見られ、冬にかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高い見込みです。