日本では梅雨空が広がり、気温があまり上がらない所が多くなっています。ところが、ヨーロッパに目を向けると、平年と比べて異常なほどの暑さとなっていることがわかりました。

暑いヨーロッパ 平年より10度以上高い所も

上のグラフは、ドイツの首都・ベルリンと東京の最高気温を比べたもの。7月3日以来30度以上の日が続き、5日には37.8度と猛烈な暑さに。ベルリンの7月の最高気温の平年値は23.7度ですから、体に堪えるような暑さになっていると考えられます。
もう1地点見ていきましょう。下のグラフは、スイスのジュネーブの最高気温です。こちらも7月に入ってから30度を超え、7月6日には37.9度を観測。ジュネーブの7月の最高気温の平年値は22.2度。一年で最も高い8月でも、25度くらいまでしか上がらない場所ですから、異常なほどの暑さといえそうです。

スペインは暑さ再び 40度超えの地点も

スペインではさらに暑さが厳しくなります。きょうの予想気温を見ると、セビリアで44度、コルドバで43度と40度超え。スペインの中でも暑さの厳しい地域とはいえ、7月の最高気温の平年値は35~36度です。スペインでは5月にもバレンシアで42度を超えましたので、厳しい暑さが再びやって来たといえそうです。
スペイン・マドリードの週間予報を見ると、この先も晴れて、暑さが続きそう。これから夏休みに入り、ヨーロッパへの旅行を考えている方もいるかもしれません。tenki.jpでは世界の天気も見られますので、最新の予報を確認してからお出かけください。