九州には梅雨前線に伴う活発な雨雲がかかっており、あすにかけて大雨に警戒が必要。ただ、そのほかの地域も他人事ではありません。あす以降、西日本~東日本の広い範囲で雨が強まる見込みです。

記録的大雨の九州 雨量はさらに増える

鹿児島県では6月に入ってからの雨量が1070ミリに達し、月間雨量が歴代1位に。(詳しくは下のリンク「鹿児島市 月間雨量が歴代1位に」をご覧ください) 九州南部はこのあとも雨が続き、雨量はさらに増える見込みです。活発な雨雲やカミナリ雲がかかるため、所々で「傘が役に立たないくらいの雨」が降るでしょう。九州北部もきょう午後から雨が降り出し、あすは局地的に「滝のような雨」となるおそれもあります。崖が崩れたり、川の水が溢れたりなど、大きな災害につながる可能性もありますので、十分に警戒をしてください。

雨雲の様子(クリックすると最新の様子が見られます)
雨雲の様子(クリックすると最新の様子が見られます)

中国・四国~関東も次第に雨 降り方に注意

まだ雨雲がかかっていない地域も、油断はできません。中国・四国は今夜から雨で、あすは雷を伴って「バケツをひっくり返したような降り方」となる所がありそう。近畿や東海・北陸、関東甲信は、きょうは晴れ間が広がりますが、あすは次第に雨が降り出すでしょう。これらの地域は、あさってにかけてまとまった雨となる可能性も。きょうのうちに洗濯物を片付けたり、雨どいや排水溝を掃除したりと、大雨対策をしておくと良さそうです。
週末は、九州だけではなく、広い範囲で大雨のおそれがあります。お出かけを予定している方もいらっしゃるかと思いますが、最新の予報をtenki.jpで確認して、安全に気を付けてお過ごしください。