東北は、平年なら梅雨入りしている時期にもかかわらず、雨の少ない状態が続いています。一方、西日本は九州や四国を中心に雨の日が多く、日差しが少なくなっています。この状態、もうしばらく続きそうです。

東北北部 雨が少ない!

東北北部の梅雨入りの平年値は6月14日ごろ。しかし今年はまだ梅雨入りしていません。それどころか、4月下旬以降、雨の少ない状態が続いています。上のグラフは、秋田の4月21日~6月21日までの降水量を表したもの。1989年以来、26年ぶりの少なさだということがわかります。平年と比べても半分程度しか降っていません。この先、雨の降る日もありますが、今後2週間程度は雨の少ない状態が続く見込みです。

九州や四国 日差しが少ない!

一方、曇りや雨の日が続いている九州・四国地方。特に6月に入ってからは九州南部を中心に雨量が多く、平年の2倍、3倍以上の雨となっている所も。その分日差しは少なくなっています。下のグラフは鹿児島の6月1日~21日の日照時間ですが、これまでの年と比べても少ない方で、平年の半分くらいしかありません。今後2週間程度は曇りや雨の日が多いでしょう。

北は低温、南は高温に注意を

今週末からの1週間、北は低温、南は高温に注意が必要です。
北海道は気温が平年よりかなり低くなるとして、沖縄・奄美は平年よりかなり高い気温が続くとして、それぞれの気象台から「異常天候早期警戒情報」が出されています。
体調管理や農作物の管理などに気をつけてお過ごしください。