あすの関東は、北部だけでなく、都心など南部も雨の降る所が多いでしょう。帰宅時間にザーザー降りの所も。気温はきょうほど上がらないものの、湿気が多く、不快な蒸し暑さになりそう。

16日(火)の関東甲信地方の天気(15日11時発表)
16日(火)の関東甲信地方の天気(15日11時発表)

あすは都心など南部も傘を ザーザー降りの雨も

きょうの関東地方は上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定になっています。北部では昼ごろから所々で雨雲が発達。竜巻などの激しい突風が発生しやすい気象状況になっているとして、午後2時40分には栃木県に、午後3時17分には群馬県に竜巻注意情報が発表されました。夜にかけても内陸部を中心に、にわか雨や雷雨があるでしょう。滝のような雨や、落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。
あすは、都心など南部も雨の降る所が多くなるでしょう。関東に雨を降らせる原因は二つあります。一つは、関東の南の海上を東進する低気圧。こちらは主に午後、関東の南を通過していく予想で、雨の範囲は南部の沿岸部が中心です。ただ、資料によって雨の降る時間も、降る範囲もまちまち。早いものでは、朝から雨雲がかかる予想になっています。予報より雨の時間が早くなったり、遅くなったりする可能性があることを頭に入れておくとよいでしょう。また、雨の範囲も、南部の沿岸部だけのものや、北部まで広く雨となるものもあります。曇りマークの所も雨具をお持ちなった方がよさそうです。
もう一つの原因は上空の寒気で、あすも大気の状態が不安定になるでしょう。こちらは午後、北部の山間部を中心に雨を降らせます。ただ、雨の範囲は北部だけにとどまらず、南部にも広がってくる可能性があります。夕方から夜の帰宅時間に雨雲が発達して、局地的にはザーザー降りとなることも。あすは、いったん雨がやんだとしても油断できません。夜にかけてはtenki.jpの雨雲レーダーや豪雨レーダーをこまめにチェックして、急な雨に濡れないよう、お気をつけください。
なお、大気の不安定な状態は、あさって17日(水)にかけて続く見込みです。

16日(火)の関東甲信地方の降水確率(15日11時発表)
16日(火)の関東甲信地方の降水確率(15日11時発表)

きょうは都心も真夏日に あすはムシムシ感アップ

きょうは各地で薄雲が広がったものの、日差しはしっかり届いて、きのうより気温が上がりました。午後3時までの最高気温は群馬県館林33度9分、谷32度9分、前橋32度1分など、内陸部は軒並み真夏日に。都心も30度8分と、5月31日以来、15日ぶりの真夏日となりました。
あすは日差しが少なくなる分、気温はきょうほど上がらないでしょう。一方で、湿度はアップ。昼間も湿度の高い状態が続いて、人の集まる場所や風の通らない場所はかなり蒸すでしょう。あすは雨具だけでなく、汗拭きタオルも必携となりそうです。湿度が高い日は室内での湿度の変化に注意してください。気温がそれほど高くなくても、熱中症の危険度は高くなります。北と南など向かい合った窓を開けて、風が通りやすくするとよいでしょう。

16日(火)の関東甲信地方の予想気温(15日11時発表)
16日(火)の関東甲信地方の予想気温(15日11時発表)