『週末の熱中症スポット!ニュース』
梅雨明けした沖縄地方はいよいよ夏本番、この先、熱中症に『厳重警戒』な日が続きます。土曜日、日曜日は太平洋側を中心に気温が30度近くまで上がるところが多く、熱中症対策がかかせない週末となりそうです。

週末(6月13日~14日)の熱中症傾向(6月11日11時発表)
週末(6月13日~14日)の熱中症傾向(6月11日11時発表)

週末の熱中症ランク傾向

日本気象協会では、気象庁発表の日本各地の気温や湿度、その他気象予測を組み合わせて熱中症についての情報を発信しています。さらに、熱中症予防啓発のため、週末、特に熱中症のリスクが高くなる地域を「週末の熱中症スポット!ニュース」として発表します。
今週末は、平年より気温が高くなる所が多く、30度を超える真夏日となる所もあるでしょう。熱中症の危険度のランク予想は、北海道から東北、北陸、山陽にかけての広い範囲では注意、関東、東海、四国、九州にかけては警戒レベルとなっています。沖縄は厳重警戒でしょう。

全国の天気と熱中症ランク傾向について

各地の天気と熱中症ランクの傾向は次のようになっています。

週末(6月13~14日)の全国の天気と熱中症ランクの傾向(6月11日11時発表)
週末(6月13~14日)の全国の天気と熱中症ランクの傾向(6月11日11時発表)

今週末、特に熱中症への予防を強化したい地域は…

気温が30度近くまで上がる地域も多いようですが、今週末、特に熱中症への予防を強化したい地域はどこでしょうか?今回ピックアップするのはこちらの地域です。
①沖縄地方・沖縄県
11日に全国で初めて梅雨明けが発表された沖縄地方。週末は日差しがじりじりと照りつけ、最高気温も30度を超える予想です。旅行などで沖縄に行く方は、身体が暑さに慣れていませんので、熱中症にかかる危険性が高いです。気温が高いだけでなく、湿度も高いので、熱中症に対して厳重に警戒しましょう。
②関東地方・東京都
週末は晴れ間があるでしょう。最高気温が30度を超え、真夏日となる可能性があります。屋外にいるときはもちろん、人ごみの中では屋内にいても熱中症にかかりやすくなります。のどが渇いたと気づいてからの水分補給では遅い場合がありますので、レジャーや外出時には、必ず飲み物を持ち歩くようにしましょう。
③中部地方・愛知県
土曜日・日曜日ともに日差しがあり、お出掛け日和ですが、予想最高気温は31度で、7月中旬並みの暑さとなる見込みです。帽子や日傘を使い、直射日光を避けて活動しましょう。

熱中症予防のポイント

沖縄地方が梅雨明けしました。関東地方でも30度を超え、真夏日となる可能性があることから、屋外でのイベント等は特に注意をしましょう。帽子や日傘などは必ず用意し、直射日光を避けましょう。長時間並ぶ様な場合は冷却グッズで首元を冷やすなどの工夫も効果的です。イベント運営側からも、水分・塩分の補給の積極的な呼びかけが必要となります。夏場のイベントは、来場者と運営者、双方で気をつけることが重要です。

◆「熱中症ゼロへ」プロジェクトによるイベント情報・・・6月13日・14日 勝どき「太陽のマルシェ」出展、6月14日 池袋サンシャインシティ「熱中症ゼロへサマーフェスティバル2015」開催
日本気象協会は、熱中症予防啓発のため、「熱中症ゼロへ」プロジェクトを推進しています。なお、最新の熱中症情報は「tenki.jp」の熱中症情報ページでご確認ください。

熱中症予防のポイント
熱中症予防のポイント