明日は、関東や東海、近畿は一時的に晴れて7月並みの暑さ。谷や甲府、名古屋、京都は真夏日か。東京や大阪も予想最高気温は30度前後。一方、那覇の真夏日日数は記録的。

10日 貴重な日差しだが、最高気温が10度くらいアップ

9日は、全国的に雨が降りましたが、10日は、梅雨入りしている関東や東海、近畿は、いったん天気が回復します。
日中は広く晴れて、気温がグンと上がりそうです。
【予想最高気温】
31度:熊谷 甲府 岐阜 名古屋 津 京都
30度:前橋 さいたま 秩父 大阪
30度以上の「真夏日」の地点が急に増える予想です。
9日との最高気温の差が特に大きいのは、東京や名古屋など。
9日13時までの最高気温と、10日の予想最高気温を比べると、
東京  20度9分⇒29度
名古屋 22度0分⇒31度
その差は、10度くらいありますので、急な暑さで、熱中症にかかりやすくなりそうです。

梅雨時でも、熱中症対策を

梅雨の晴れ間は、洗濯や布団干しなど、貴重なものですが、油断は禁物。
熱中症予防のポイントは『水分補給』と『暑さを避けること』です。
◆なるべく涼しい所で休んだり、こまめな水分・塩分の補給を心がけて下さい。
◆風通しの良い服装や、汗をかいても乾きやすい服装がおススメです。
◆部屋の中でも、なるべく風通しを良くして下さい。
◆幼いお子さんなどは、帽子をかぶせるだけでも、熱中症を防ぐことができます。
◆年配の方は「エアコンが苦手」という方もいらっしゃると思いますが、無理しないで、適度にエアコンや扇風機を使って涼しくして下さい。
また、汗をかきにくいので、のどの渇きを感じなくても、周りの方が心配りをしてあげることも大切です。

那覇の「真夏日」は、記録的な多さ

一方、この先「真夏日」が続きそうなのは、那覇。
10日間予報を見てみますと…

明日以降も、16日頃まで、30度を超える「真夏日」が続く予想になっています。
那覇は、昨日8日までに、今年の「真夏日」日数が8日あって、今日9日も、すでに「真夏日」になっています。
実は、この時期の那覇は、いつもだと、それほど「真夏日」が多くはありません。
1920年以降の記録では(一部、記録の無い期間あり)、6月上旬(10日)までに、「真夏日」の多かった年はこちら。
1位 12日:1943年、1971年
2位 11日:1956年
3位  9日:1998年、2004年
明日も「真夏日」になれば、『この時期までに10日以上の「真夏日」』は、1971年以来、44年ぶりの多さです。
気象庁も、暑さについて注意を呼び掛けていて、沖縄地方には13日頃からの約1週間「高温に関する異常天候早期警戒情報」がでています。
続く暑さも体に堪えそうですので、体調を崩さないよう、お気をつけ下さい。
食品の管理にも、注意が必要です。