3日には中国・四国と近畿地方も梅雨入りし、西から雨の季節へ。関東甲信など、まだ梅雨入りしていない地方も前線の影響を受ける日がありそう。この先の雨や気温の見通しをまとめました。

2015年の梅雨入り(4日午後4時現在)
2015年の梅雨入り(4日午後4時現在)

6月2日の九州南部、九州北部に続き、3日は中国・四国と近畿も梅雨入りの発表がありました。西日本は雨の季節を迎えています。関東甲信はまだ梅雨入りの発表がありませんが、これまで雨の少ない状態が続いており、例年以上に梅雨時の雨が気になっている方も多いと思います。最新の1か月予報をもとに、この先の雨や気温の見通しを地方ごとにまとめました。【沖縄】
1週目(6月6日~12日)は、前線の南側に入ることが多いでしょう。梅雨の中休みとなる日が多く、気温は平年よりかなり高くなる見込みです。来週の那覇は強い日差しが照りつけ、真夏日が続くでしょう。2週目(6月13日~19日)は、梅雨前線の影響を受けやすく、梅雨空となる日が多いでしょう。3週目以降(6月20日~7月3日)は、梅雨前線は沖縄の北に離れて停滞し、次第に夏空の広がる日が多くなりそうです。
【九州~近畿】
1週目(6月6日~12日)は、梅雨空となる日が多く、気温も湿度も高めで、蒸し暑くなりそうです。2週目(6月13日~19日)にかけても気温は平年より高い見込みです。3週目(6月20日~7月3日)以降も、西日本付近や九州の南岸に前線が停滞しやすく、平年と同様に曇りや雨となる日が多いでしょう。
【東海・関東甲信】
1週目(6月6日~12日)は、西から前線が延びてきて、雨の降る日があるでしょう。東海、関東甲信ともに梅雨入りの平年は6月8日ごろ。排水溝はこまめに掃除しておく、雨対策グッズをそろえておくなど、そろそろ梅雨支度が必要になりそうです。2週目(6月13日~19日)にかけて、気温は平年より高く、暑い日が多いでしょう。3週目以降(6月20日~7月3日)は、梅雨空の日が多く、この先1か月の降水量は、ほぼ平年並みの見込みです。
【北陸・東北・北海道
1週目(6月6日~12日)から2週目(6月13日~19日)は、梅雨前線は北にはなかなか停滞せず、高気圧に覆われやすいでしょう。雨が降っても長く続かない見込みです。平年より日照時間が多くなる一方、降水量は少ないでしょう。3週目以降(6月20日~7月3日)は、北陸や東北は前線や湿った空気の影響を受けやすくなりそうです。北海道は周期的に天気が変わるでしょう。