2日(火)梅雨入りが発表された九州には、所々に活発な雨雲がかかっています。特に鹿児島県では、3日(水)にかけて大雨となるおそれも。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要です。

予想降水量は200ミリ超え 記録的な雨に?

九州は、梅雨前線の影響で広く雨。所々に活発な雨雲がかかり、雨脚の強まっている所もあります。望月予報士の記事(「滝のような雨注意 関東以西も蒸し暑い」)にもある通り、九州の雨のピークは2日(火)の夜遅くから。特に鹿児島では、局地的に非常に激しい雨が予想されるほか、3日18時までの24時間に200ミリを超える大雨となるおそれがあります。
鹿児島市の年間降水量は東京の約1.5倍と、もともと雨が降りやすい鹿児島県。それでも、1日200ミリを超える雨は、数年に1度しか降りません。これだけ雨が降ると、低い土地が浸水したり、河川が増水・はん濫する危険があります。また、噴火が続いている桜島では土石流が発生するおそれもありますので、警戒が必要です。

雨雲の動き(クリックすると最新の様子が見られます)
雨雲の動き(クリックすると最新の様子が見られます)

そのほかの地域 梅雨入りは?

さて、九州・沖縄は梅雨入りとなりましたが、そのほかの地域はどうでしょうか?
3日(水)は全国的に雨予報ですが、4日(木)は晴れ間が戻る所が多く、「いつ梅雨入りするか」という予想が難しくなっています。四国では、九州北部と同じくらいの時期(6月5日ごろ)に梅雨入りすることが多いため、もうすぐ発表があるかもしれません。ただ、梅雨前線の動きが読みづらく、予報がコロコロ変わってしまうのもこの時期の特徴。tenki.jpで最新の予報をこまめに確認するようにしてください。