11日は最強寒波が抜け、関東は12日にかけて寒さが和らぎそう。東京もスギ花粉シーズンへ。バレンタインの準備だけでなく、花粉対策もお早目に。花粉が多く飛ぶ天気は。

10日間予報
10日間予報

◆11日「建国記念の日」から 気温上昇

今シーズン最強の寒波の影響で、日本海側は今日10日も広い範囲で雪が降っています。
新潟県の小出は、10日13時までの24時間に、59センチの雪が降りました。
ただ、この強い寒気は、今日までです。
明日の予想天気図をみますと…

明日11日は、冬型の気圧配置が緩む見込みです。
そのため、日本海側の雪も、日中は、いったん止むでしょう。
日本の南には高気圧があり、日本海を低気圧が進むため、
南の高気圧から暖かい空気が流れ込んできそうです。
東京の最高気温をみてみますと、
11日と12日は13度と、3月中旬並みの予想です。
寒さはいったん和らぎますが、
気温が上がると、始まるのがスギ花粉の飛散。
東京では、『過去10年(平均)の飛散開始日は2月16日ごろ』(東京都 福祉保健局)です。
花粉対策は、早めが肝心ですので、そろそろ対策を心がけた方が良さそうです。

◆花粉が多く飛ぶ天気 ポイントは3つ

花粉が多く飛ぶ天気は、以下の3つです。
【①最高気温が高めの日】
まずは、最高気温が高めの日です。
気温が高いほど、スギやヒノキの花がどんどん咲くので、花粉が飛びやすくなります。
【②雨上がりの翌日で、天気がよい日】
雨が降ると、スギやヒノキの花は濡れてしまって、開かなくなるため、
花粉はほとんど飛ばないのですが、
雨の上がった翌日に晴れると、前の日の分をプラスして、2日分の花粉を飛ばします。
【③風が強く、晴天で、乾燥した日】
風が強く、空気が乾燥すると、
風にのって花粉が遠くからも飛んできます。
スギ花粉は、とても軽いので、
風にのると、200キロ以上離れたスギ林から都心まで飛んでくることもあるのです。

◆今年の花粉の量は

花粉の飛散数は、前年の夏の気象条件が大きく影響します。
一般に気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、
翌春の花粉の飛散数は多くなるのです。
2014年の夏は、関東地方では、気温の高い所が多くなりました。
前年(2014年)の春に花粉の飛散数が少なかったぶん、
2015年春の関東地方では、飛散数は、東京都など前年の2倍以上の所もあるでしょう。
関東では、いつもの年だと、スギ花粉のピークは3月で、飛散時期は5月上旬までです。
早めの対策で、春を快適にお過ごし下さい。