ここ数日の大雪の峠は越えて、5日(月)は広い範囲で穏やかな天気に。しかし、これまでの雪の影響が残る所もあるため、引き続き路面状況の変化やナダレ、屋根からの落雪などに十分な注意が必要。

5日(日)朝9時の予想天気図
5日(日)朝9時の予想天気図

◆5日(日)の天気

5日(日)の日本付近は移動性の高気圧に覆われます。
北海道や東北で雪や雨の所も、日中は全般にやむでしょう。太平洋側を中心に晴れ間が広がります。雪の多く積もっている日本海側なども日差しが出て、雪の照り返しが眩しく感じられるでしょう。
北陸から山陰にかけては、午前中は所々で雪や雨となりますが、昼頃にはやむ所が多い見込みです。その後は夜にかけて穏やかな天気で経過するでしょう。
しかし、まだ所々で平年の2倍以上の雪が積もっています。雪で道路状況が悪くなっていたり、日中は雪がとけて大きな水たまりが出来る所もあるでしょう。車の運転は朝晩を中心に、路面凍結に伴うスリップ事故にも注意して下さい。
関東や東海、近畿、四国は、おおむね晴れて日中は日差しにホッと出来そうです。仕事始めの方も、雨具を持たずに出掛けられる天気でしょう。
九州は、午前を中心に青空の広がる所が多くなります。午後は西から次第に曇りますが、雨が降ることはないでしょう。
沖縄は、一日を通して広く晴れる見込みです。空気が乾燥しますので、火の取り扱いにはご注意ください。

◆これまでの雪の影響に引き続き注意

北日本や北陸だけでなく、京都府や広島県の北部など西日本、長野県北部にも引き続きナダレ注意報の発表されている所があります。既に、雪に伴う事故が相次いでいますので、積雪の多くなっている地域にお住まいの方は屋根からの落雪や傾斜地でのナダレに十分注意してください。
いったん大雪の峠は越えましたが、このあと火曜日頃にかけて寒さが徐々に和らぎ、積もった雪が緩みます。雪のせり出した軒下には近づかない、雪おろしの作業は複数人で行い、雪山では決められたエリアで行動するなど、寒さが緩む時の注意点や、今週半ば頃から予想される北日本を中心とした大荒れの天気については、下記のリンクから日直予報士の記事を是非ご確認ください。