西~東日本では沿岸部を中心に立っていられないほどの非常に強い風が吹き、海は大しけ。日本海側では広く大雪となり、猛ふぶきになる所も。暴風や高波、大雪や暴風雪に警戒して下さい。

沿岸部を中心に非常に強い風

1日は、日本海を進んだ低気圧が、急速に発達しながら三陸沖へ。日本付近は3日頃にかけて強い冬型の気圧配置になります。
31日19時30分のアメダスによると、九州から近畿ではすでに風が強まっている所があります。これから1日にかけて、九州北部や中国地方、四国~北陸、関東の沿岸部を中心に何かにつかまっていないと立っていられないほどの非常に強い風が吹く見込みです。海上では大しけとなる所があるでしょう。暴風や高波に警戒して下さい。

日本海側を中心に大雪・暴風雪に警戒

19時50分のレーダー画像を見ると、山陰から東北の日本海側を中心に雨雲や雪雲がかかっていますが、雨の所も次第に雪に変わるでしょう。
西日本では2日にかけて、東~北日本では3日頃にかけて、日本海側を中心に広い範囲で大雪になる見込みです。風が非常に強く、猛ふぶきになる所があります。大雪や暴風雪に警戒して下さい。
また、大阪や名古屋など、太平洋側にも雪雲が流れ込み、平地でも積雪となる所があります。外出の際は、最新の気象情報を確認し、車での移動は路面状況の変化に十分注意して下さい。

良いお年を

2014年 日本気象協会では気象予報士100名、全国にお住いの一般の方500名に「2015年の天気に期待すること」を聞きました。
その結果、気象予報士・一般の方ともに天気に期待すること1位は「晴れが多い」との答えでした。
2014年は 2月に関東甲信を中心に記録的な大雪、8月には西日本の各地で豪雨に見舞われ、広島で大規模な土砂災害が発生しました。災害が目立った年だけに晴れを望む「晴れが多い」が1位にランクインされたのかもしれません。

2014年10月 は「ひまわり8号」の打ち上げに成功しました。今後は局所的な豪雨や台風の状況も今より正確に把握することが可能となり、的確な予測情報が得られる見込みです。これにより、減災につながることが期待されます。しかしながら、災害から身を守るためには、私たち一人一人が、自分の周りにどのような危険が及ぶのかを考え、その被害をできるだけ少なくするために必要な対策を講じていくことが大切です。災害に対する正しい知識や事前の備えをしていきましょう。
2015年 皆さまにとって、良い一年になることを心よりお祈り申し上げます。