明日(29日)にかけて南岸低気圧。関東甲信や東北の太平洋側でも雪や雨が降り、内陸部を中心に積雪の所も。帰省など車の移動は注意を。各地の雪や雨の時間帯をまとめました。

雪や雨の予想(29日未明(午前0時から午前3時))青色は雨、白色は雪
雪や雨の予想(29日未明(午前0時から午前3時))青色は雨、白色は雪

◆南岸低気圧 雪に注意

明日にかけて、本州の南岸を低気圧が進む予想です。
冬に南岸低気圧がくると関東甲信など普段雪に慣れない地域でも雪になる可能性があります。
今回の低気圧は今年2月(前回の冬)に関東甲信地方に記録的な大雪をもたらしたときほどは
発達することはなく、降水となる時間もそれほどは長くはない予想です。
ただ、気温の低い時間帯に降水や降雪となるため、
内陸部を中心に積雪の恐れがあり、注意が必要です。

◆各地の雪や雨の時間帯は?

今後の各地の雪や雨の降る時間帯をまとめました。
午後4時現在、四国や近畿の一部に雨雲(山間部は雪の所も)がかかっています。
これから明日にかけて雨や雪の範囲は東や北へ広がるでしょう。
【近畿】はこのあとは広い範囲で雨が降り出すでしょう。
明日の明け方にかけて雨が降る見込みです。
【東海】は夜には雨が降り、雪の所もある見込みです。
愛知、岐阜や三重は朝まで、静岡は昼頃まで雨や雪が降るでしょう。
雪は山沿いが中心で、平地では雨主体となりそうです。
【山梨県や長野県】も今夜9時頃からは雪の降り出す所が多いでしょう。
明日の昼前にかけて、雪が降る見込みです。
山梨県は山地を中心に積雪となるでしょう。
長野県は中部や南部を中心に大雪の恐れもあります。
【関東】は日付の替わる頃から雪や雨が降り出し、明日の昼頃にかけて続くでしょう。
北部を中心に平地でも雪の積もる所がある見込みです。
東京23区では今のところ積雪の可能性は低いですが、気温が低いまま経過すると
積もる恐れもあります。
【東北】は日付の替わる頃から明日の昼頃まで南部を中心に雪や雨が降るでしょう。
平地でも積雪となる恐れがあります。

◆ドライバーの方は路面状況の変化に注意を

普段、雪にあまり慣れていない地域でも積雪となる恐れがあり、
少しの積雪でも注意が必要です。
帰省などで、車で移動される方も多いと思います。
甲信地方など積雪の予想される地域へ行かれる方は冬の装備をなさって下さい。
また、夜間や明日の早朝の気温の低い時間帯から移動される方もいらっしゃると思いますが、
雪の積もっていない所でも路面が凍結する心配があります。
路面状況の変化に注意し、無理をなさらないようにして下さい。
※南岸低気圧による雪の予報は少しの低気圧の位置の変化や発達度合によって、
大きく変わる可能性があります。
こまめに最新の情報をチェックして下さい。
日直予報士でも最新の予想をお伝えしていきます。