いよいよキャンプシーズンに突入しましたね。冬に比べて、装備もだいぶ軽くなって楽しめる時期ですね。「今年こそ始めてみよう」「久々だな」なんて方もいるのでは?今回は、焼くだけで美味しくなる炭火の魅力と実践におすすめのお話です。ぜひ試してみてくださいね!

炭火マジックって?

炭火マジックとは、簡単に言うと、炭火で焼いた素材はシンプルな味付けでも十分美味しいということです。現代の家庭では、炭を使うことはほとんどありませんよね。だからこそ、キャンプやBBQで、普段と違う美味しさに驚いたりします。燃焼中の炭は「遠赤外線」と「近赤外線」という波長の電磁波を放出しています。この電磁波はガスなどの熱源に比べて、加熱効果が早く、そのため表面が素早く加熱され、蓋のような役割を持ち、内側がふっくらと仕上がるそうです。炭火は灰に変わっていきますが、うちわなどで煽いだ時にうっすらと付着するこの灰も、ミネラル分になり、食材のうまみに加わります。また、食材を焼いている時に滴った水分や油によって立ち上る煙も、スモークと同じように、食材が燻されることで風味が加えられます。炭によっても、燃え方だけでなく、風味も変わってきます。

上手に焼きたい!

炭火で上手に焼くコツのひとつに、「遠火の強火」ということがあります。知らなかった方は、ぜひ覚えておいてくださいね。料理人の世界でも「煮炊き三年、焼き一生」と言われるそうで、炭火の絶妙なコントロールはなかなか難しいものです。特に、BBQなどの屋外環境は風の影響も大きいので、自分なりの満足を目指して楽しんでみましょう。では、BBQなどで使う炭火では、どんな状態がベストなのでしょう?まずは、炭床に炭をしっかりと敷き詰め、できる限り炭床への空気量が一定になるようにします。炭の火の回り方が一定になるようにすると、火力が安定します。炭が多すぎると火力が強すぎて、食材を焦がしてしまいますし、逆に少ないと、いざ調理を始めても完成前に火力が落ちてしまうので、量にも気をつけましょう。このあたりは使用する火器や炭の種類にもよるので、回数を重ねるごとに慣れてくるかと思います。また炭は真っ赤に熾した状態ではなく、穏やかでありながら熱量がしっかりとある状態がベストです。

つけダレ4選!

普段使いにも応用できるつけダレをご紹介します。これからの時期は冷奴や蒸し野菜など、お家でのメニューにもおすすめですよ。

☆香味だれ☆
長ネギ 10cm
みようが 1個
青じそ 3枚
しょうが 1/2片
にんにく 1/2片
めんつゆ 大さじ2
砂糖 小さじ1/2
水 大さじ1
<作り方>
香味野菜は全てみじん切りにします。調味料と合わせて、10分ほど置いて、味が馴染んだら完成です。

☆にんにくだれ☆
にんにく 1片
はちみつ 大さじ1/2
みそ 小さじ1
お湯 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
<作り方>
にんにくはすりおろします。にんにく、はちみつ、みそを練り合わすように混ぜながら、お湯を加えて溶いていきます。ダマがなくなったら、しょうゆを加えて、完成です。

☆アジアだれ☆
にんにく 1/2片
パクチー 2株
万能ネギ 2本
ナンプラー 大さじ1
レモン汁 小さじ2
砂糖 小さじ1
豆板醤 小さじ1/3
<作り方>
にんにくとパクチーはみじん切りにします。万能ネギは小口切りにします。材料を全て混ぜ合わせたら完成です。
※豆板醤の代わりにラー油でもOK。

☆ハニーマスタード☆
しょうゆ 大さじ1
マスタード 大さじ1
はちみつ 大さじ1/2
みりん 大さじ1
酢 小さじ1/2
<作り方>
マスタードとはちみつを合わせて、しょうゆ、みりん、酢を加えていきます。都度、しっかりと混ぜ合わせたら完成です。

炭火マジック、ぜひ楽しんで!