ちょっとした汚れを拭くときに役立つ雑巾は、使用したらすぐに洗うことが大切です。雑巾を洗う方法として手洗いが挙げられますが、忙しくてなかなか手洗いする時間を作れず、洗濯機で洗いたくなる人もいるかもしれません。

今回は雑巾が洗濯機で洗えるのか、洗い方のコツを交えて解説します。

雑巾は洗濯機で洗っても大丈夫?

雑巾は洗濯機で洗うことができます。しかし、雑巾に付いた汚れの種類によっては洗濯機では落とせない可能性があります。例えば、皮脂や油の汚れは洗濯機で洗うことで落とせますが、ほこり、砂などの汚れは落ちづらい傾向にあります。

雑巾を洗濯機で洗うときのコツ

雑巾は洗濯機で洗えますが、いくつかのコツを押さえておきましょう。雑巾を洗濯機で洗う際の3つのコツを紹介します。

■1. 他の洗濯物とは分けて洗う
雑巾は他の洗濯物とは分けて洗うようにしましょう。雑巾は床や壁に付着した食べこぼしや汚れを拭き取る用途で使用するのが一般的なので、雑菌が付着している可能性が考えられます。そのような雑巾を他の洗濯物と一緒に洗うと、他の洗濯物に雑菌が付いてしまうかもしれません。毎回雑巾だけで洗濯機を回しているともったいないという人は、トイレマットなどと合わせて洗濯してもよいでしょう。

■2. 除菌・抗菌作用がある洗剤を使用する
雑巾を洗濯機で洗う際は除菌・抗菌作用のある洗剤を使用しましょう。また、漂白剤を使用することで、汚れ以外にも菌の増殖によるイヤなニオイの発生を抑えられます。

■3. 雑巾を使ったらすぐに洗う
雑巾を使って放置していると雑菌が増殖してしまいます。そのため、雑巾を使ったらすぐに洗濯するようにしましょう。また、洗濯機で洗う前に砂やホコリ、ゴミ、髪の毛などの汚れは落としておきます。ゴミや髪の毛が付いたままの雑巾を洗濯機に入れてしまうと、付着していたゴミ、髪の毛が洗濯機の排水口を詰まらせてしまう恐れがあります。

洗濯機の排水口が詰まると排水ができなくなってしまったり、悪臭が発生したりといったトラブルにつながってしまうため、雑巾のゴミや髪の毛は落としておきましょう。雑巾に付着したゴミや髪の毛を取るには粘着テープの活用がおすすめです。粘着テープであれば簡単にゴミや髪の毛が取れます。

雑巾を手洗いするときのコツ

洗濯機で雑巾を洗うのと同様に、雑巾を手洗いする際もコツがあります。ここでは雑巾を手洗いするときの4つのコツを紹介します。

■1. 固形石鹸でもみ洗いする
雑巾が多少汚れている程度であれば、固形石鹸でのもみ洗いで汚れを落とせます。固形石鹸で雑巾をもみ洗いする場合は、まずバケツや桶にぬるま湯を溜めます。その後、固形石鹸をしっかりと泡立てたら雑巾をもみ洗いします。

■2. 洗剤・漂白剤で洗うのであればゴム手袋を
固形石鹸の代わりに、洗剤や漂白剤を使用して雑巾を手洗いします。固形石鹸で雑巾を手洗いするときと同様に、バケツや桶に溜めたぬるま湯に洗剤・漂白剤を注ぎ、雑巾を洗います。

洗剤や漂白剤を使用して雑巾を手洗いする場合はゴム手袋をしておきましょう。洗剤や漂白剤による手荒れ防止につながります。

■3. つけおき洗いは半日~1日ほどつけておく
雑巾のつけおき洗いは、洗剤や酸素系漂白剤を入れたお湯に雑巾を半日から1日ほどつけておきます。雑巾をつけているうちに汚れが落ちるため、あらためて雑巾をこすり洗いする必要はありません。

つけおき洗いであれば、家事の合間に雑巾をつけておき、空いた時間に処理ができるため、忙しい人におすすめです。

■4. 風通しのいい場所に干す
手洗いだけでなく、洗濯機で雑巾を洗った場合でも、風通しの良い場所に干すようにしましょう。部屋干しのように風通しの悪い場所に干してしまうと、独特のイヤなニオイが発生してしまいます。

■5. 髪の毛やゴミが浮かんだ水を流すと排水口トラブルの原因になる

雑巾を手洗いしたときの水を流す際にも注意が必要です。雑巾についていた髪の毛やゴミが水に浮かんでいる可能性があります。髪の毛やゴミが浮かんでいる水をシンクやトイレ、お風呂場などに流すと、排水口トラブルにつながりかねません。つまりがひどい場合は専門の業者に修理を依頼する必要があります。

このようなトラブルを避けるためにも、洗濯機で洗うときと同様、髪の毛やゴミはあらかじめ取っておきましょう。

コツを押さえて雑巾を洗濯機で洗おう

雑巾は洗濯機で洗えますが、他の洗濯物とは別で洗うのがおすすめです。雑巾は使ったらすぐに洗濯機で洗いましょう。また、洗う際は除菌・抗菌作用がある洗剤を使用します。雑巾は洗濯機で洗う前に髪の毛やゴミを取り除いておくことも大切です。

雑巾は洗濯機以外に、手洗いも可能です。雑巾を手洗いする際は、固形石鹸や洗剤、漂白剤を使用します。

雑巾は使用する機会が多いため、頻繁に洗う必要があります。雑巾を計画的に洗濯したい場合は、その日の洗濯物の乾きやすさをまとめた、天気予報専門メディア「tenki.jp」の「洗濯指数」を参考にされることをおすすめします。