日本の首都である東京は地方からのアクセスもよく、最新のトレンドや観光スポットが集中しているエリアで、一年を通して観光客が多く訪れます。
東京へ旅行する際の服装は季節ごとのポイントを押さえて選ぶことで、快適に楽しめるでしょう。

今回は、東京旅行に最適な服装を季節ごとに紹介します。

春の東京旅行に適した服装

春の東京は比較的暖かく、過ごしやすい時期です。
ただ、3~4月は昼夜の寒暖差が大きくなる日もありますので、気温に応じて手軽に体温調節できるライトアウターを持参するのがおすすめです。

3月は、肌寒さを感じることもあるので、ニットカーディガンやブルゾン、ジャケット、トレンチコートなどが活躍します。
4月であれば、スプリングコートや薄手のジャケットなどを活用すると、暑さにも冷えにも悩まされにくくなります。

朝晩の冷えが気になる場合は、ショールを首に巻いたり、ハイネックのトップスを着用したりするのもひとつの方法です。
また、春は冬に比べると紫外線が強くなっており、日差しが穏やかでも屋外観光がメインの場合は、帽子やサングラスの着用を検討しましょう。

夏の東京旅行に適した服装

夏の東京はとても暑い日が多いため、熱中症対策は必須です。
服装は半袖やノースリーブなど、涼しい服装を心がけるようにしましょう。

とくに屋外を歩くときは、通気性が良く、かつ速乾性の高いポリエステルやメッシュ素材の服装を選ぶのがおすすめです。
また、メッシュ素材のキャップなどをかぶり、直射日光から頭部を保護することも大切です。

気温がかなり高い場合は、服装だけで対策するのは限界がありますので、こまめに水分補給するのはもちろん、ネッククーラーや冷却スプレーなどのアイテムを補助的に活用することも検討しましょう。

一方で、屋内はエアコンが効いているので、屋外にいるときと同じ格好をしていると体が冷えやすくなります。
薄手のカーディガンやジャケットなどのライトアウターを持参し、必要に応じて体温調節を行いましょう。

屋内で過ごす時間が多い場合は、ハーフパンツやミニスカートよりも、通気性の良いロング丈のパンツやスカートが適しています。
屋外観光が中心の場合は熱中症対策を、屋内観光が中心の場合は冷え対策を、それぞれ重点的に考えてコーディネートすることを心がけましょう。

秋の東京旅行に適した服装

暦の上では秋となる東京の9月は、まだまだ暑く真夏日になる日もあります。とはいえ、日が落ちれば涼しさを感じることも多くなりますので、日中は半袖やノースリーブで過ごす場合も、朝晩はカーディガンやジャケットなどのライトアウターを用意したほうがよいでしょう。

また、秋が深まってきた頃に山や寺社仏閣へ紅葉狩りに行くという場合は、防寒装備をしておくのが無難です。
風を通しにくいウインドブレーカーや、ナイロンのマウンテンパーカーなどを羽織っていくようにすると良いでしょう。

なお、紅葉狩りの際はおしゃれだけでなく、動きやすさも重視してコーディネートすることが大切です。
とくに山や寺社仏閣は足元が舗装されていない場合が多いので、ヒールの高い靴は避け、スニーカーなど歩きやすい靴を履いていきましょう。

服装も、足さばきの邪魔になるようなロングスカート、ストレッチ性の低いパンツなどはNGです。
山歩きする場合は木の枝などで皮膚を引っかけてしまう可能性もありますので、できれば男女ともにロング丈のパンツルックで出かけたほうが無難です。

冬の東京旅行に適した服装

冬の東京は「雪があまり降らない」「関東以北に比べて暖かい」というイメージがあるかと思いますが、都心のビル風は思った以上に冷たいです。
都心だからと油断せず、コートや厚手のジャケットなどでしっかり防寒しましょう。

とくに朝晩に出かけるときは、機能性インナーの上にウールやカシミヤのニットを着用するなど、保温性を重視したコーディネートを意識することをおすすめします。

さらに、必要に応じて帽子やマフラー、手袋などを着用すると、屋外観光でも冷えに悩まされにくくなります。

一方で、屋内は暖房が効いているため、厚着をしていると汗をかいてしまうことがあります。
汗をかいたまま、寒い屋外に出て行くと体が冷える原因となりますので、屋外と屋内の観光スポットを順に巡る場合は、吸湿速乾性の高いインナーで汗冷え対策を行いましょう。

東京旅行に行くときは季節に合ったコーディネートを心がけよう

東京は都心にいても、比較的春夏秋冬の違いがはっきりしているエリアです。
夏は熱中症対策、冬は寒さ対策が必須ですので、旅行に行く季節に合わせて服装をコーディネートする必要があります。

また、夏や冬は屋外と屋内の温度差が大きくなりやすいので、暑さ対策・寒さ対策のどちらか一方に偏りすぎないよう配慮することも大切です。

春や秋はほかの季節に比べると過ごしやすいですが、昼と夜の寒暖差が大きくなる日もあります。
とくに早朝や夕方以降に外に出る場合は、脱ぎ着しやすいライトアウターを準備し、必要に応じて体温調節しましょう。

天気予報専門メディア「tenki.jp」では、「服装指数」を公開しています。その日の予想気温によって、どんな服装が最適かを5つの指数で掲載しているので、東京旅行へ行く際はぜひ参考にしてください。