年末年始にシーズン初滑りをされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。今年も、スノーボードのカービングのレジェンドである、プロスノーボーダーの平間和徳さんに、カービングターンの精度をもっと上げていくためのポイントを教えてもらいました。

シーズン初めは、昨シーズンのおさらいから始めます!

シーズン初めは、スノーボードの動きにまだ身体が慣れていないこともあり、いきなり新しいことをするのではなく、昨シーズンにやっていたことを確認するところから始めていきます。
あまり大きな構えや重心移動を使わずに、足首の意識と体軸の傾きを使ってカービングターンをしていきます。足首・膝・股関節をロックし、身体を傾けてストレートの軸でターンできるようにしましょう。
最初はトラバース(斜面を横切る)をし、ゆっくり身体を傾けてターンをします。ヒールサイドターン(かかと側のターン)では、つま先を持ち上げる意識を、トゥサイドターン(つま先側のターン)では、かかとを持ち上げる意識をします。徐々にターンサイズが一定になるように滑るようにします。

精度を上げるために、足元を動かす練習をしてみよう!

ボードをスイングしてスライドターンをして足元を動かす練習をします。後ろ足を蹴り出して、ボードをスイングさせて、板をコントロールして滑ります。重心を前に持っていくと後ろ足が振りだしやすくなります。この滑り方は、急なリカバリーが効き、ボードを自由に動かす事が出来ます。

緩斜面でカービングをしてみよう!

重心を真ん中にし、ターンの後半で後ろに持っていくような重心移動をすると、後ろ足が振り辛く板がグリップされて、カービングになります。
より精度の上げたカービングターンにしていくために、まずは緩斜面で、始めにやった滑り方の体軸と足元をしっかり意識をして、スピードとターンサイズをコントロールして滑ってみます。トラバースの時には、板にトントンと乗ってバランスを取り、トラバースの方向に気を付けるのがポイントです。

動画解説)木村知世子

ラマ先生(プロスノーボーダー平間和徳さん)のYouTubeチャンネル
https://m.youtube.com/user/rama109#menu
ロケ地・撮影協力:ニセコ東急 グラン・ヒラフ
https://www.grand-hirafu.jp/winter/
着用ウェア:Picture
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