マフラーは冬の寒さ対策に役立つ便利なアイテムです。ただ、あまり早い段階でマフラーを使用すると、暑さや汗に悩まされる場合があります。

そこで今回は、マフラーを使用するタイミングやストールと使い分ける際のポイント、マフラーをおしゃれに使うコツについてまとめました。

マフラーはいつから着ける?

首には太い血管が通っているため、首元を温めると全身を効率よく温めることが可能です。そのぶん、スウェットやカットソー一枚で過ごせるような時期にマフラーを使用すると、暑苦しく感じるかもしれません。

体感温度には個人差があるので一概にいえませんが、一般的に最高気温が15℃以下になったタイミングでマフラーを着用するのがおすすめといわれています。

以下では、主要地域ごとに、最高気温がおおよそ15℃を下回り始めるタイミングをまとめました。[注1]

・札幌:10月下旬
・仙台:11月中旬
・東京:11月下旬
・大阪:12月上旬
・福岡:12月上旬

もちろん、上記のタイミングはあくまで目安ですので、それ以前の時期に寒さや冷えが気になるときはマフラーを着用し始めることをおすすめします。

■マフラーはいつまで着ける?
最高気温が15℃を下回り始める頃がマフラー付け始めの目安ということは、マフラー付け終わりの目安は最高気温が15℃を超え始める頃、と言えます。

主要地域ごとの、最高気温がおおよそ15℃を超え始めるタイミングは以下の通りです。[注1]

・札幌:5月上旬
・仙台:4月上旬
・東京:3月下旬
・大阪:3月下旬
・福岡:3月中旬

札幌や仙台を除く他の地域では、3月いっぱいまでがマフラーを使用する目安となります。

ただ、4月以降になると春のイメージが強くなるため、札幌や仙台でもマフラーの代わりにストールなどを使う人もいるようです。

[注1]気象庁:過去の気象データ検索

マフラーとストールを使い分けるポイント

ストールとは、マフラーよりも幅が広く、かつ長さもあるファッション小物のことです。本来は肩掛けとして使用しますが、大判で使い勝手が良いため、膝掛けとして使ったり、マフラーのように首に巻いたりすることもできます。

そのため、マフラーを買うべきかストールにするべきか悩む人も多いですが、結論からいうと、マフラーとストールの両方を購入し、シーンや目的に応じて使い分けるのがおすすめです。
ここでは、マフラーとストールを使い分けるポイントをご紹介します。

■肩掛けや膝掛けとして使用したい場合はストールがおすすめ
ストールはマフラーに比べると素材の種類が多い上、色柄のバリエーションも豊富です。さらに、マフラーより大判なので使用方法も多種多様で、広げて肩にかける、首にかける、首に巻く、膝の上に広げるなど、さまざまな活用方法があります。

そのため、いろいろなシーンで使用したい場合や、おしゃれを楽しみたいときは、ストールの利用がおすすめです。ただし、生地が薄いぶん、保温性はマフラーより劣るので、マフラーの時期が始まる前や、終わった後などに使われるケースが多いようです。

■保温性重視であればマフラーがおすすめ
保温性を重視したいのであれば、カシミヤやウール、シルク、毛糸など暖かい素材を使用して作られたマフラーを身につけるのがおすすめです。

マフラーは一般的にストールよりも生地が厚手なので、首元に巻いたときの保温性が高く、よりしっかりした防寒対策になります。また、女性の利用率が高いストールに対し、マフラーは男女の比率にそれほど差がないので、男性でも抵抗なく使えるのが利点です。

一方で、マフラーは首に巻くことを前提とした作りになっているため、ストールに比べると使い方のアレンジはやや少なめです。また、保温性が高いぶん、気温によっては暑さや汗に悩まされることもあるので、ストールと上手に使い分けるとよいでしょう。

マフラーをおしゃれに使うコツ

マフラーをおしゃれに使いたいときのコツを2つご紹介します。

■1. コートと合わせる
マフラーにはさまざまな色柄がありますが、おしゃれにコーディネートしたいのであればコートなどのアウターに合わせて選ぶのがポイントです。たとえばグレーのコートであれば、差し色として赤いタータンチェックのマフラーを合わせるなどです。

マフラーを使用する時期はアウターが必要になることも多いので、所有しているコートやジャケットのテイストに合ったマフラーを使うようにしましょう。

■2. 流行のカラーを取り入れる
簡単にトレンド感を出したいときは、マフラーに流行のカラーを取り入れてみましょう。

たとえば2022年の秋冬は、深みが強い「ロイヤルブルー」や、ビビットな「バービーピンク」、柔らかな「リラックスグリーン」などが流行色とされています。

これらのカラーをマフラーに取り入れれば、それだけでトレンド感の強いファッションになり、おしゃれ度をぐっと高めることができます。

マフラーは日最高気温15℃以下を目安に着けるのがおすすめ

マフラーは保温性が高いので、日最高気温15℃以下のタイミングを目安に使い始めるのが一般的です。それ以前は薄手の生地を使用したストールを身に着けておくと、暑すぎず寒すぎず、ちょうどよい体温をキープしやすくなります。

マフラーを選ぶときは、アウターのテイストと合わせたり、流行カラーを取り入れたりすると、ほどよいワンポイントアクセントになり、センスのあるコーディネートに仕上がります。

マフラーを使うタイミングを知りたいときは、天気予報専門メディア「tenki.jp」の「服装指数」をチェックしてみましょう。エリアごと、時間帯ごとに、その日の予想気温から導き出した最適なコーディネート例を提案してくれるので、マフラーを着けるかどうか迷っているときに便利です。

服装指数は毎日公開されていますので、お出かけ前に確認する習慣をつけてみてはいかがでしょうか。