いつの間にか秋が深まり、ゆっくりと冬に向かっていくこの季節。秋の味覚を楽しみにしている人もいるかと思いますが、秋の食を楽しむためにも、休日は程よく体を動かしたいところです。せっかくですから、秋ならではの運動ということで紅葉を求めての登山なんてどうでしょう。

ただ、どこに行けば紅葉を見られるのかわからないという人もいるかと思いますので、ここでは関東エリアに絞って、紅葉がおすすめの山を4つご紹介していきます。いずれも難易度は低い山ですので、ぜひ家族や友人と一緒に出かけてみてください。

秋の味覚を楽しむためにも紅葉登山で体を動かしましょう
秋の味覚を楽しむためにも紅葉登山で体を動かしましょう

関東の紅葉登山の定番「高尾山」

関東で紅葉スポットといえば、やはり高尾山は外せません。アクセスしやすく、さらに登山客も大勢いるため道に迷ってしまう心配もありません。途中で飲食店などもあるので、少ない荷物で登山できるというのも高尾山の魅力です。

麓から徐々に木々が色づいていくので、約1ヶ月間ずっと紅葉を楽しめます。おすすめの紅葉スポットは薬王院ともみじ台ですが、思わぬところにハッとするような美しい紅葉が見つかるのも高尾山。ただし登山客が多いので、できるだけ土日を避けるのがおすすめです。

都道府県:東京都
標高:599m
ルート長:約7.1km(1号路周回コース)
紅葉の見頃:11月中旬~12月上旬
アクセス:京王線高尾山口駅から徒歩5分

高尾山の紅葉の見頃をチェックしよう

麓から山頂まで紅葉を楽しめます
麓から山頂まで紅葉を楽しめます

登山初心者や子どもでも安心の里山「太平山」

小さな子どもと一緒に登山するので、できれば難易度が低い里山で紅葉狩りを楽しみたいという人におすすめなのが、栃木県にある標高341mの太平山です。表参道入口から太平山の山頂までの往復で約2.2kmしかないので、お子さんと一緒でも安心。

いくつものルートが用意されているため、しっかり歩ける中級者以上でも十分に楽しめるのもおすすめする理由のひとつです。謙信平の真っ赤なモミジは圧倒的な存在感で、さらに関東平野の眺望も抜群。天気が良ければ新宿の高層ビルや富士山まで見渡せます。

都道府県:栃木県
標高:341m
ルート長(往復):約2.2km(太平山表参道入口-太平山 往復コース)
紅葉の見頃:11月中旬~12月上旬
アクセス:JR両毛線・東武日光線栃木駅からバスで15分「国学院前停留所」下車

太平山の紅葉の見頃をチェックしよう

里山だから子どもと一緒に紅葉狩りを楽しめます
里山だから子どもと一緒に紅葉狩りを楽しめます

ケーブルカーからの景色も美しい「御岳山」

標高が929mある御岳山ですが、ケーブルカーを利用すれば登山初心者でも、紅葉を楽しみながら登山できます。むしろケーブルカーからの景色が美しいので、中級者以上でも往路か復路、片道だけでもケーブルカーを使うのがおすすめです。

体力に自信がないなら、御岳山駅から武蔵御嶽神社まで往復するコースがおすすめですが、紅葉を満喫したいならロックガーデンまで足を伸ばしましょう。天狗岩や綾広の滝など見どころも多く、充実した紅葉登山になります。

都道府県:東京都
標高:929m
ルート長:約5.9km(ロックガーデン周回コース)
紅葉の見頃:11月上旬~11月中旬
アクセス:JR青梅線御嶽駅からバスで約10分「ケーブル下」で下車し、徒歩5分

御岳山の紅葉の見頃をチェックしよう

紅葉を楽しみたいならロックガーデンまで足を伸ばそう
紅葉を楽しみたいならロックガーデンまで足を伸ばそう

大山寺参道のモミジは必見「大山(神奈川)」

大山詣りでおなじみの神奈川県にある大山も、美しい紅葉を楽しめる山のひとつです。ケーブルカーがあるので手軽に1,000m級の山に登れるのが魅力ですが、紅葉の季節はケーブルカーを利用せずに登るのがポイント。

女坂を登っていくと途中に大山寺の参道となる階段があり、その周辺で真っ赤に染まるモミジは必見です。また、大山阿夫利神社の下社付近も美しい紅葉が見られます。初心者なら下社で折り返してもOKですが、体力に自信があるなら本社のある山頂を目指してみましょう。

都道府県:神奈川県
標高:1,252m
ルート長(往復):約6.7km(大山往復コース)
紅葉の見頃:11月中旬~11月下旬
アクセス:小田急小田原線伊勢原駅からバスで約30分「大山ケーブル」下車

大山寺参道と大山阿夫利神社下社のモミジが圧巻
大山寺参道と大山阿夫利神社下社のモミジが圧巻