夏の強い陽射しを防ぎたいときは、通気性の良い麦わら帽子がおすすめです。
麦わら帽子は実店舗だけでなく、通販で購入することもできますが、試着なしで選ぶとサイズ選びに失敗してしまう可能性もあります。

そこで今回は、通販などで麦わら帽子を購入する際に役立つ頭のサイズの測り方や、帽子のサイズの目安、自分に合った帽子サイズの選び方について解説します。

頭のサイズの測り方

通販などで帽子を購入する際は、商品概要に記載されている帽子のサイズと、自分の頭のサイズを照らし合わせて、ジャストサイズの商品を選ぶ必要があります。
ここでは、頭のサイズの正しい測り方を3つのステップに分けて説明します。

■1.メジャーを当てる位置を確認する
頭のサイズを測るときは、頭の周囲の長さ=頭囲を測定する必要があります。頭囲の基準となるのは、耳の付け根から指2本分だけ上に上がったラインです。

実際に鏡に映した状態で頭囲のラインを確認し、メジャーを巻き付ける位置を覚えておきましょう。

■2.頭囲ラインにメジャーを当てる
1で確認した頭囲のラインにメジャーを当て、ぐるりと一周させます。イメージとしては、後頭部の出っ張っている部分から、おでこが最も出ている部分を結ぶように巻き付けます。

頭の形に合わせようとして無理にメジャーで締めつける必要はありませんが、力が弱すぎると本来のサイズより大きめに測定されてしまう可能性があります。特に髪のボリュームが多い人は、メジャーを軽く頭皮に押し当てるような感覚で測定することを意識しましょう。

■3.頭囲をチェックする
鏡でそのまま確認するか、あるいは輪っかにした状態のメジャーを丁寧に外して、頭囲をチェックします。

なお、メジャーがない場合は紐で測定することも可能です。その場合、紐を頭部に巻き付けたら、合わせ目の部分を指で押さえたまま紐を外し、ペンなどで印をつけます。

その後、紐を真っ直ぐに伸ばし、定規などで印がある部分までを測れば頭囲を確認できます。

帽子のサイズの目安について

帽子は頭囲の長さによって複数のサイズに区分されています。
細かいサイズは商品によって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。

SSサイズ:54~55.5cm
Sサイズ:55.5~56cm
Mサイズ:56~57.5cm
Lサイズ:57.5~59cm
LL:59~60.5cm
3L:60.5~62cm
4L:62~63.5cm

頭のサイズには個人差がありますが、成人女性ならMサイズ、成人男性ならLサイズが一般的とされています。SSサイズやLLサイズ以降の帽子は実店舗ではなかなか見かけませんが、通販なら簡単に探すことが可能です。

■外国製の帽子を購入する際は要注意
国内製造の帽子のほとんどは「cm」で表記されますが、外国製の帽子は「inch(インチ)」表記が採用されています。
1インチは2.54cmなので、たとえばSサイズ(55.5~56cm)の帽子なら、22.6~22.8インチに該当します。

なお、アメリカとイギリスでは、帽子を裏から見たときの前後の長径と左右の短径を合計し、2で割った数字を表記する独特のルールがあります。たとえばSサイズなら6 3/4~7といった表記になります。

アメリカとイギリスでは楕円の基準が異なるので、同じ表記でもcmに換算すると微妙なズレが生じます。そのため、外国製の帽子を購入する際は、アメリカ製とイギリス製のどちらであるかを確認することも大切です。

自分に合った帽子サイズの選び方

自分の頭にぴったり合った帽子サイズを選ぶために知っておきたいポイントを3つご紹介します。なお、帽子サイズの選び方はメーカーによって異なる場合があるので注意しましょう。

■1.基本はワンサイズ大きめを選ぶ
メジャーで測った自分の頭囲と、帽子のサイズをぴったり合わせると、やや窮屈になってしまいます。帽子のサイズは基本的に頭囲+1cmが基本とされているので、ワンサイズ大きめのものを選ぶようにしましょう。

たとえば頭囲が56cmなら、「56~57.5cm」に該当するMサイズを選ぶのがおすすめです。

■2.毛量や髪型も考慮に入れる
毛量の多い人やパーマを当てている人は、頭囲+1cmの帽子を選ぶとヘアスタイルが潰れたり、クセがついたりするおそれがあります。
ボリュームのあるヘアスタイルをしている人は、基本のサイズよりもさらに大きめの帽子を選ぶと、髪型を崩さずに済むでしょう。

■3.サイズ調節機能付きの帽子を検討する
帽子の中には、サイズを調節できる「スナップバック」と呼ばれるパーツが付いているものもあります。留め具の位置を調整するだけで、簡単に帽子のサイズを変えることができるので、サイズ違いの帽子を購入するのが不安」という人におすすめです。

なお、麦わら帽子の場合はスナップバックがついていませんが、帽子内部にある汗止めテープをめくると、その裏にサイズ調整用の面テープが貼られています。面テープの紐をゆっくりと引っ張ると、サイズを小さくすることができるので、自分の頭のサイズに合わせて微調整しましょう。

ただ、この方法ではサイズを大きくすることができないので、サイズ選びに迷ったら、面テープ付きかつやや大きめサイズの麦わら帽子を購入するとよいでしょう。

通販で麦わら帽子を購入するときは頭のサイズを正しく測ろう

通販では試着ができないので、帽子を購入するときはあらかじめ自分の頭のサイズを正しく測定し、それを基準に帽子サイズを選ぶ必要があります。

帽子サイズは頭囲+1cmが基本ですが、毛量や髪型によってはさらに大きいサイズを選ばなければならないこともあるので要注意です。不安な場合は、面テープの付いた麦わら帽子を購入し、サイズを微調整するとよいでしょう。

麦わら帽子をかぶるタイミングや、一緒に合わせる服装を知りたいときは、天気予報専門メディア「tenki.jp」の「服装指数」をチェックしてみましょう。エリアごと、時間帯ごとに最適な服装を提案してくれるので、麦わら帽子が必要な天気かどうか、どんなコーディネートをすればいいかを考えるときの参考になります。

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