近年は車を移動手段に選択する機会も多くなっていますよね。「目的地への移動は高速道路で」という機会も、もちろん多くなっているかと思います。今回は数ある休憩所の中から、楽しめる場所をいくつかご紹介します。道中の目的地のひとつに選んで、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか?

※外出の際は、手洗い、咳エチケット等の感染対策や、『3つの密』の回避を心掛けましょう。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出の自粛を呼び掛けている自治体がある場合は、各自治体の指示に従いましょう。
※お出かけの際は、各施設、イベントの公式ホームページで最新の情報をご確認ください。

PA、SA?

国土交通省の公式サイトには、高速道路のSA(サービスエリア)とPA(パーキングエリア)の違いは、一般的には、PAには駐車場、トイレが基本的な設備として設置されており、SAはそれらに加えて休憩所や売店、食堂、給油所が備わっていると書かれています。
付帯設備や混雑状況なども道路案内掲示に表示されていることもありますので、利用目的やにあわせて上手に選びたいものですね。

そして高速道路の利用で、目的のIC(インターチェンジ)を通り過ぎてしまったトラブルを経験した人もいるのではないでしょうか?高速道路は一方通行です。Uターンやバックは禁止されており、自身だけでなく周りを巻き込むような重大事故の危険があります。高速道路を運営するNEXCO東日本では、『無くそう逆走』として啓発活動を行っており、ICを通り過ぎてしまった時の対応が掲載されていますので、確認しておくとよいと思います。

高速道路で出口を通り過ぎてしまったら、行き先を間違えてしまったら/NEXCO東日本

淡路ハイウェイオアシスからの景色
淡路ハイウェイオアシスからの景色

【東北自動車道】羽生PA(上り)<埼玉県>

池波正太郎の代表作のひとつである「鬼平犯科帳」の登場人物、鬼平こと長谷川平蔵が生まれた1745年から、文化文政時代の終わり1829年までの江戸を舞台に、「温故知新」をコンセプトにしたPAです。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような街並みやおもてなしが楽しめます。史実に基づいて再現された街並みは圧巻!半鐘や高札などの小道具が散りばめられており、打ち水など、古くからの文化の心地よさを感じることもできるかもしれません。
江戸をコンセプトにした食事処も楽しみのひとつです。そばを始め、うなぎやくずもちなど、お腹も江戸で満たされそうです。鬼平犯科帳ファンにはお馴染みのメニューもあるので、物語の登場人物を思い浮かべながら味わってみてはいかがでしょうか。

羽生PA
■埼玉県羽生市弥勒五軒1686
 ※施設詳細は羽生PAをご参照ください
※鬼平江戸処についてはこちら

【東名高速道路】EXPASA富士川(上り)<静岡県>

「道の駅 富士川楽座」も併設しているEXPASA富士川。この富士川楽座へはEXPASA富士川を利用するだけでなく、一般道や公共交通機関を利用して訪れることもできます。富士山を間近に見られる立地を活かした観覧車「フジスカイビュー」やドッグラン、プラネタリウムや室内アスレチックなどの体験施設もあり、年齢を問わずたっぷり遊ぶことができます。
眺望を楽しめるカフェやレストランも魅力。地元や近隣の食材を使ったメニューがあり、旬の海産物を食べることもできます。B級グルメで有名な「富士宮焼きそば」も、ぜひご賞味ください。

EXPASA富士川
■静岡県富士市岩渕1488-1
 ※施設詳細はEXPASA富士川をご参照ください
※道の駅 富士川楽座についてはこちら

【上信越自動車道】佐久平PA<長野県>

こちらは併設のハイウェイオアシス「パラダ」へ上下線どちらからでも遊びに行くことができます。パラダでは、夏季は八ヶ岳連峰を眺めながら楽しむBBQやカフェなどもあり、ピザやスイーツを頬張ることもできます。冬季はなんとスキーを楽しむこともできますよ。子ども向けの「キッズランド」では、スライダーやトランポリンで体を動かしたり、「昆虫体験学習館」で様々な昆虫について学ぶことができたりと、アクティビティに事欠きません。
また、天然温泉(加水)を利用した日帰り温泉もあるので、たっぷり遊んで汗をかいてもその後はスッキリ。展望の良い露天風呂で心身リフレッシュして、次の目的地へ移動することも可能です。

佐久平PA
■長野県佐久市下平尾2396-1
 ※施設詳細は佐久平PAをご参照ください
※パラダについてはこちら

【伊勢湾岸自動車道】刈谷PA<愛知県>

上下線ともに利用のできるハイウェイオアシスを併設。高さ60mの大型観覧車がランドマークになっています。施設の中にある岩ケ池公園にはゴーカートやメリーゴーランドなど、遊園地気分に浸ることができます。また親水広場や噴水など、水遊びができる場所もあり、夏場にはとても人気です。噴水は夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気に。天然温泉(加水・循環ろ過)を利用した日帰り湯もあります。足湯だけの利用もできるので、気軽にリフレッシュできますね。
食べ歩きできる売店だけでなく、ファストフードやご当地グルメの味噌カツなど、選択幅が広いフードコートがあるので、それぞれのわがままができるのも魅力ではないでしょうか。

刈谷PA
■愛知県刈谷市東境町吉野55 ※刈谷ハイウェイオアシス
 ※施設詳細は刈谷PA(上り)/刈谷PA(下り)をご参照ください
※刈谷ハイウェイオアシスについてはこちら

長距離移動のオアシスとなるPA、SA。最近では目的地となるような施設も多くあります。当たり前ではありますが、アクセス良好なのがありがたいですよね。お近くの施設を調べてみても、意外な発見があるかもしれませんよ。
お出かけの際は、体調をしっかりと整えて、安全運転で!