グレーがかった梅雨の街に、あじさいがポッと明るい色を灯す頃となりました。今回は近畿・東海地方から、4つのあじさい名所をご紹介します。雨に濡れては鮮やかさを増す、癒しの花。梅雨ならではの絶景に逢いに行きませんか?
お出かけになる方は体調管理にどうぞご留意を。またイベントの開催等については、事前に最新の情報を必ずご確認ください。

※外出の際は、手洗い、咳エチケット等の感染対策や、『3つの密』の回避を心掛けましょう。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出の自粛を呼び掛けている自治体がある場合は、各自治体の指示に従いましょう。
※お出かけの際は、各施設の公式ホームページで最新の情報をご確認ください。

約100品種10万本のあじさいが海のように広がる/舞鶴自然文化園(京都府舞鶴市)

京都府舞鶴市の大浦半島に位置する、自然豊かな公園です。現在は「ツバキ園(3月中旬)」と「アジサイ園(6月中旬~7月上旬)」のみの開園で、圧巻の美を堪能できる花スポットとなっています。
標高が高いため、あじさいの見頃は京都市内より少し遅め。園内の約2ヘクタールにわたり、およそ100品種、なんと10万本ものあじさいが咲き誇ります! 散策路を進むと、遠くに見える舞鶴湾、そして目の前に広がるのは、青い「アジサイの海」。あじさいに埋もれるような散策をぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

舞鶴自然文化園
■所在地:京都府舞鶴市多祢寺24-12
■問い合わせ: 0773-66-1053(舞鶴市役所 建設部 土木課)
※詳細は公式サイトをご参照ください

※写真はイメージです
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羽衣伝説が残る神秘の湖畔をあじさいが埋め尽くす/余呉湖あじさい園(滋賀県長浜市)

天女の羽衣や龍神・菊石姫の伝説が残る神秘の湖、「余呉湖(よごこ)」。湖面に映し出される季節の情景が美しいことでも知られ、別名「鏡湖」とも呼ばれています。コイ、フナ、ウナギ、ワカサギなどの釣りスポットとしても人気です。また湖畔には遊歩道などの施設が完備され、レンタサイクルを利用しての散策もおすすめですよ。
6月下旬から7月上旬にかけて、約1万株のあじさいが湖畔を約600mにわたって埋め尽くします。白・青・ピンク・紫と色とりどりに咲き誇るあじさいと、吸い込まれそうな神秘の湖! 雨の日も美しい、この季節だけの取り合わせです。

余呉湖あじさい園
■所在地:滋賀県長浜市余呉町余呉湖畔
■問い合わせ:0749-82-5909(長浜観光協会 北部事務所)
※詳細は公式サイトをご参照ください

※写真はイメージです
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諸行無常の心をも伝えるあじさいをお地蔵さんと愛でる/矢田寺(奈良県大和郡山市)

飛鳥時代に建立された、奈良の古刹です。正式な名称は「金剛山寺(こんごうせんじ)」。矢田のお地蔵さんと呼ばれて親しまれ、関西随一のあじさい寺としても知られています。
境内には紫陽花庭園や見本園があり、約60種、1万株のあじさいが咲き競います。本尊様であるお地蔵さんにちなんで植えられたもので、雨に打たれてさまざまな色に移ろい、私たちに仏教の「諸行無常」の心を伝えてくれています。あじさいに囲まれて微笑むお地蔵さん、心がほっと和みますね。本堂の裏山には「矢田寺八十八ケ所霊場」。たくさんの石仏に励まされながら、山道をゆっくりと歩いてみてはいかがでしょうか。

矢田寺(金剛山寺)
■所在地:奈良県大和郡山市矢田町3549
■問い合わせ:0743-53-1445(矢田寺大門坊)
※詳細は公式サイトをご参照ください

※写真はイメージです
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あじさい祭りのライトアップ!ホタルの姿も?/形原温泉あじさいの里(愛知県蒲郡市)

三ヶ根山のふもと、緑の林に包まれた「形原(かたはら)温泉」のそばにあるあじさい名所です。整備された遊歩道沿いに、約5万株のアジサイが咲き乱れます。毎年6月の1ヵ月間開催される「あじさい祭り」は、約10万人の来訪者でにぎわいます。
お祭りの期間中は展示会や写真コンテストなどの催しも。また夜間はライトアップされて、昼間とはまた違った風情が楽しめます。ラッキーな方は、あじさいの里に住むゲンジボタルが見られるかもしれませんよ。散策される際は、ぜひ歩きやすい靴でお出かけになってくださいね。

形原温泉あじさいの里
■所在地:愛知県蒲郡市金平町一ノ沢28-1
■問い合わせ:0533-57-0660(形原観光協会)
※詳細は公式サイトをご参照ください

きれいなあじさいを愛でて、雨の季節も楽しく健やかに過ごしましょう。
『tenki.jp お出かけスポット天気』で、お近くの施設もぜひチェックしてみてくださいね!

※写真はイメージです
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