今年もあじさいが色づく頃となりました。今回は九州・四国・中国地方から、4つのあじさい名所をご紹介します。雨に濡れるたび鮮やかさを増してゆく、癒しの花びら。梅雨ならではの美しさを楽しんでみてはいかがでしょうか。
お出かけになる方は体調管理にどうぞご留意を。またイベントの開催等については、事前に最新の情報を必ずご確認ください。

※外出の際は、手洗い、咳エチケット等の感染対策や、『3つの密』の回避を心掛けましょう。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出の自粛を呼び掛けている自治体がある場合は、各自治体の指示に従いましょう。
※お出かけの際は、各施設の公式ホームページで最新の情報をご確認ください。

シーボルトゆかりの花「オタクサ」が長崎の街を彩る/眼鏡橋(長崎県長崎市)

雨が似合う街、長崎市の花は「あじさい」。出島のオランダ商館医シーボルトが、愛妻お滝さんにちなんで「オタクサ」と名付けるほどお気に入りだったことでも知られています。例年開催される「ながさき紫陽花まつり」の時期には、市内各所でとりどりのあじさいが咲き誇ります。
とりわけ中島川周辺は、長崎らしい情緒が感じられる人気のスポット。国の重要文化財に指定されている現存最古のアーチ型石橋のひとつ「眼鏡橋」は、国の重要文化財にも指定されています。護岸の「ハートストーン」も話題に。ロマンチックな石畳の道であじさいを愛でる散策はいかがでしょうか。

眼鏡橋(めがねばし)
■所在地:長崎県長崎市魚の町・栄町と諏訪町・古川町の間
■問い合わせ:095-829-1193(長崎市文化財課)
※詳細は公式サイトをご参照ください

※写真はイメージです
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白い風車と青空のように咲きわたる3万本のあじさい/大川原高原(徳島県名東郡)

徳島県庁から車で約1時間、佐那河内村(さなごうちそん)にある標高約1020mの高原です。徳島市から最も空に近い場所で、山々を見渡せる絶景や山頂付近の豊かな自然を満喫できます。頂上に設置された風力発電の風車や、放牧されている牛たちののどかな姿を見ることもできます。
7月上旬頃、地上より1ヵ月ほど遅く頂上近くの斜面を約3万本のあじさいが青く染めあげます! 土壌の酸性度が強いこの高原では、花が青色になりやすいのだそうです。空の青をもらって咲いているようなあじさいの群生と、白い風車。ノスタルジックな優しさに満ちた風景です。

大川原(おおかわら)高原
■所在地:徳島県名東郡佐那河内村大川原
■問い合わせ:088-679-2115(佐那河内村産業環境課)
※詳細は公式サイトをご参照ください

※写真はイメージです
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おとなも興奮!「あじさいモノレール」から見る急斜面絶景/あじさいの里(愛媛県四国中央市)

お茶どころとしても知られる愛媛県四国中央市にあるあじさい名所です。約4haの山の斜面に、約2万株のアジサイが咲き誇ります。見ごろを迎える6月中旬~下旬にかけて開催される「新宮(しんぐう)あじさい祭り」ではバザーもおこなわれ、イベント当日は多くの人が訪れてにぎわいます(2022年の開催については主催者にお問い合わせください)。
雨が降っていない日には「あじさいモノレール」に乗ってお花見するのもおすすめです。急斜面のあじさい畑を通り抜けるワクワク感! 意外なスリルも味わえるかもしれませんよ。

あじさいの里
■所在地:愛媛県四国中央市新宮町上山3322(上山簡易郵便局)付近
■問い合わせ:0896-28-6187(四国中央市役所観光交通課)
※詳細は公式サイトをご参照ください

※写真はイメージです
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6月には色とりどりのあじさいとハナショウブが見頃を迎える/三景園(広島県三原市)

広島空港開港を記念して造られた、築山池泉回遊式庭園です。広大な敷地内では種類豊富な草花が、四季折々の表情で迎えてくれます。『三景園』の名のとおり、園内は広島の「山・里・海の風景」にちなんだ3つのゾーンで構成されています。
里のゾーンにある「アジサイ園」には、棚田をイメージさせる石垣が連なり、スギやヒノキの樹間に100種1万株のあじさいがカラフルに調和しています。その先には約100mの「アジサイロード」! 6月は隣接する「ショウブ田」のハナショウブも咲き誇り、梅雨の美しいフォトスポットになっています。

三景園(さんけいえん)
■所在地:広島県三原市本郷町善入寺64-24
■問い合わせ:0846-86-9200(三景園管理事務所)
※詳細は公式サイトをご参照ください

きれいなあじさいを愛でて、雨の季節も楽しく健やかに過ごせますように。
『tenki.jp お出かけスポット天気』で、お近くの施設もぜひチェックしてみてくださいね!

※写真はイメージです
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