ゴルフでメガネを使用してプレーするときの注意点

2022/03/12/ 00:00

「ゴルフをするときメガネをしているのは不利になる」と聞いたことがある方もいるかもしれません。普段からメガネを使用していて、周りの人に指摘されたことがあるという方もいるでしょう。実際にゴルフでメガネを使用してのプレーは不利になってしまうのでしょうか。

そこで今回は、メガネをかけているゴルファーが快適にプレーするために知っておきたいことを解説します。ミスショットの原因になっている可能性もありますから、メガネを普段使っているゴルファーの方は参考にしてみてください。

ゴルフでメガネをしてプレーすると不利

ゴルフでメガネをしてプレーするのは、メガネをしていない人と比べて不利になってしまいます。それはメガネを使用していることで、プレーに影響が出てしまう可能性が高いからです。どんな点が不利なのか解説します。

■ボールが歪んで見えてしまう

メガネのレンズを通してボールを見ると、レンズの設計が影響してボールが歪んで見えてしまうことがあります。メガネのレンズは球面設計と非球面設計があるのですが、球面設計の場合、レンズの周辺部分には度数の変化が起きてしまいます。

スイング時にボールを見るとき、アドレスではレンズの中央でボールを目で捉えられます。しかし、トップの状態では顔が利き手側に少し傾くため、ボールをレンズの周辺で見ることになるのです。メガネのフレームが大きければ大きいほど歪んで見えてしまうのです。

このハンデをなくすためには、非球面レンズのメガネやフレームの小さいメガネに変える必要があります。また、度数を少し緩めることで、トップ時の歪みを解消できるでしょう。

■スイング中にメガネがズレる

ゴルフは野球やサッカーのように激しいスポーツではありませんが、それでもスイングしている時にメガネがズレてしまう可能性があります。特に汗をかきやすい夏は、メガネがズレる可能性が高いです。

■雨の日は視界が遮られる

メガネゴルファーにとってプレーがしづらいのは雨の日です。水滴がレンズにつくと、どんどん視界が見えなくなってしまいます。こまめにレンズを拭く必要がありますし、拭いてもすぐに視界が悪くなってしまうため、プレーにも影響が出てしまうでしょう。

■気温差で曇ってしまう

メガネが曇ってしまうのも、メガネをかけてゴルフをするのが不利になる理由です。拭けば視界は戻りますが、特に冬場はすぐにメガネが曇ってしまいます。また最近はマスクをつけていることで、季節に関係なく曇ってしまう場合もあるでしょう。

メガネをかけているゴルファーが注意したいこと

メガネをかけているとかけていない状態と比べて不利になりますが、普段と同じ状態でプレーできるので、距離感が掴みやすいというメリットもあります。ただメガネをかけてプレーするなら注意しておきたいポイントを紹介します。

まず一つ目はアドレス時にレンズの下の方を使ってボールを見るということです。アドレス時にレンズの中心ではない部分でボールを見ておけば、トップでの歪みを防げます。バックスイング時はボールが見にくいですが、肩をしっかり回すことを意識しましょう。

二つ目は曇り止めスプレーを使用することです。これでメガネの曇りを防げますし、雨の日の水滴も弾きやすくなるため、視界が確保しやすくなります。

メガネがダメならコンタクトレンズを使用する

メガネをかけてプレーしているプロもいないというわけではありませんが、不利になる点を解消して快適にゴルフを楽しむなら、コンタクトレンズを使用するのがおすすめです。コンタクトレンズを使用すれば、今回紹介したメガネでゴルフをする不利な点をカバーできます。裸眼と同じ状態でプレーできるので、メガネの煩わしさに悩まされることはありません。

ゴルフ用のメガネを使用する

裸眼に近い状態でゴルフができるコンタクトレンズですが、強風の日は砂やゴミが目に入りやすくプレーには向いていません。またコンタクトレンズに抵抗があるという方や、違和感があってつけられないという方もいるでしょう。

その場合はゴルフ用のメガネを購入することをおすすめします。ゴルフ用のメガネはメガネをかけてしまうことで起こってしまう歪みを解消できます。また、ズレにくい設計になっているため、スイング時にメガネがズレてしまうといったことも防げるというメリットがあります。フレームが視界に入りづらい設計になっていたり、UV加工で日差しから目を守ったりする機能がついているものもありますので、メガネをしていても快適にゴルフができます。

プレー時にメガネが邪魔だと感じている方は、この機会にゴルフ用のメガネの購入を検討してみましょう。