今日はズバリ「アイブロウ(眉)」のお話です。ここ2年ほどは、マスクを習慣的に着用するようになったせいか、アイブロウを整えたり、おしゃれに見せたりすることで、顔の印象をよくするアイテムやテクニックが豊富に。ただ、いざ「アイブロウのお手入れを」と言っても、なかなか難しく感じている方も多いのではないでしょうか?今回はそのアイブロウのお手入れについてのアイデアをいくつかご紹介します。チャレンジしやすいものは、ぜひ、試してみてくださいね。

なりたい印象は?

顔の大部分、特に、表情が一番に表れる口元をマスクが覆っているので、目元は特に重要なパーツになってきますよね。アイブロウは顔の中でもはっきりした色を持っているので、人に与える印象を大きく左右するパーツです。最近では自分のアイブロウを活かして、ふんわりとやや直線気味の太めのアイブロウが人気になっているようです。海外では、生えている毛をそのままに、しっかりと立ち上げて毛並みを強調する「ハリウッドブロウリフト」というスタイルが人気になってきています。近年の日本のメイクでは、自分のアイブロウの形にとらわれず、なりたい形にメイクを施す手法も多く使われていますので、好みの雰囲気を探してみましょう。

一般的には、直線的であったり、太めなアイブロウは強い印象を与えます。反対に、弓形や細めなアイブロウは柔らかさを与えます。毛並みやアイブロウの色、目の形など、複合的な要素でアイブロウを見てみましょう。小鼻から目尻を通った直線上に眉尻(アイブロウのこめかみ側の終わり)、小鼻から黒目の上を通った直線上に眉山(アイブロウのくの字の角にあたる部分)が来るとバランスが良いそうです。

お手入れや整える方法は?

なりたい印象が決まったら、アイブロウペンシルで輪郭を描いてみましょう。少し恥ずかしいくらいに、濃いめに描いてみてください。描けたなら、全身鏡や胸上が見える鏡の前に立って、形を確認してみてくださいね。

次に、アイブロウの上の周りに生えている産毛を処理しましょう。毛抜きは使わずに、安全ガードが付いている剃刀がおすすめ。最近では、アイブロウの手入れもできる電気シェーバーも多く販売されていて、使いやすく、とてもおすすめです。先に描いたアイブロウの輪郭がガイドになります。少し難しいのがアイブロウの下側部分です。瞼に繋がっているこの部分の皮膚はとても薄く、また動きの多い皮膚のため、傷つけないように十分に注意をしましょう。

擦れなどにも弱く、色素沈着を起こす場合もあります。剃刀を持っていない方の手で、皮膚を優しく引っ張りながら、張った状態で作業するようにしましょう。また、遠視など、細かいものがとても見にくい場合もあるかと思います。そのような時には拡大鏡を利用してください。自立して角度が調節できるものが、使いやすくおすすめです。毛並みが多く、気になる人はアイブロウ専用のコームとハサミでカットしたら完成です。つい、気になる毛を毛抜きで抜きたくなることもあるかもしれませんが、毛根が埋没したり、毛穴が傷ついたりする可能性があるので、できる限り避けた方が無難です。目周りが明るく整えられていると、元気さや若さを感じさせます。お手入れが終わったら、乳液やクリームなどできちんと保湿をすることも忘れずに行いましょう。

アイブロウのおしゃれ

近年はアイブロウのアイテムが、手軽に手に入れられるようになっています。アイブロウマスカラは代表的なアイテムのひとつ。色で遊ぶのも一般的になっていますし、取り入れやすい色のバリエーションが多いので、おすすめです。初めて購入する際には、ブラシが小ぶりなもの、色が自分のアイブロウに近いものがおすすめです。色がなく、毛並みをキープしたり整えたりできるものもあります。色付きは、白髪が混じったアイブロウも補正できますし、アイブロウの色が濃く、髪色が柔らかい場合にも補正できるので、最初のカラーアイテムとして、おすすめです。

ペンシルやリキッドは、毛並みを描き足したり、輪郭を取ったりと、細かい作業に向いています。パウダーは隙間を埋めたり、色のニュアンスを足すのに重宝します。さまざまな色がありますので、自分の好みを一番探しやすいかもしれません。なかなか見つからない場合は、マットタイプのアイシャドウを使うという裏技もありますので、試してみてくださいね。スクリューブラシは一本あると重宝する道具です。毛並みを整える役割はもちろんのこと、ペンシルやパウダーなどをふんわりとぼかすことができて、おしゃれなアイブロウ作りに欠かせません。

難しい、と感じたら?

なかなか自分で似合う形を見つけるのは難しいですよね。お手入れも難しい、面倒だと感じたら、アイブロウ専門のサロンを利用するのもひとつの手です。似合う形や色などを提案してもらえます。また、お手入れの方法やアイブロウの描き方のコツなど、サロンの後にも維持する方法を教えてもらえたりもします。最近では、理容院や美容院でもそのようなサービスがオプションとしてあるところも増えました。また、女性だけでなく、男性も利用できるアイブロウ専門サロンも増えてきました。身近に利用できる場所があるか、調べてみてくださいね。

「来年度」や「新生活」に向けてのアップデートとしても。おしゃれを楽しみましょう♪