スニーカーはオールシーズン活躍する便利なシューズですが、冬場はしっかり防寒しないと足元が冷える原因となります。スニーカーとひとことに言っても、使用している素材やデザインにはいろいろな種類がありますので、冬にスニーカーを履くときは寒い日に適したアイテムを選ぶようにしましょう。

今回は、冬におすすめのスニーカーの種類・素材や、スニーカーを履くときに実践したい冷え対策について解説します。

冬の寒い日に適さないスニーカーはある?

スニーカーはデザイン・素材ともにバリエーションが豊富ですが、中には冬の寒い日には適さないものもいくつかあります。ここでは、冬の寒い日に履くのは避けたいスニーカーの特徴を4つご紹介します。

■1. メッシュ素材のスニーカー

メッシュ素材のスニーカーは通気性が良いので蒸れ対策に役立ちますが、冬場に履くと冷たい空気が入り込んでくるため、足元が冷えやすくなります。夏場に大活躍するメッシュスニーカーですが、冬場の着用は控えた方がよいでしょう。

■2. 水に弱いスニーカー

上記で紹介したメッシュ素材や、キャンバス地のスニーカーは水に弱いため、うっすら雪が積もった道を歩くだけでも靴内部が濡れてしまう可能性があります。靴が濡れると、足元の冷えがよりつらくなりますので、水に弱い素材を使ったスニーカーはなるべく履かない方がよいでしょう。

■3. 薄底のスニーカー

ソールの薄いスニーカーは見た目がスタイリッシュなところが人気ですが、そのぶん地面の影響を受けやすく、冷えた路面を歩いていると足裏がだんだん冷たくなってきます。特に雪が積もったときは、ソール部分から靴の内部に水が浸透してくるおそれがあるので要注意です。

■4. 浅履きのスニーカー

くるぶしが見えるくらいの浅履きスニーカーは、足首が大きく露出するため、足元が冷える原因となります。また、歩くときに跳ねた雪が履き口から入り込みやすくなるので、短い距離を移動しただけで足がべちゃべちゃ…といったトラブルに見舞われることもあります。

冬のおすすめのスニーカーの種類や素材は?

上記で紹介した冬に適さないスニーカーの例を踏まえつつ、寒い日にもおすすめのスニーカーの種類、素材を4つご紹介します。

■1. スエードやツイード、レザーなど、風を通しにくい素材のスニーカー

冬場にスニーカーを履くときは、冷え対策として風を通しにくい素材を使ったものを選ぶのがポイントです。具体的には、スエードやツイード、レザーなどを使ったスニーカーを選ぶと、冷たい外気を通しにくいほか、見た目も暖かみがあって季節感のある装いになります。ただ、これらの素材は水に弱いという欠点がありますので、雪や雨が降りそうな日は防水スプレーを使用するなどの対策が必要です。

■2. 防水・撥水加工を施したスニーカー

雨が降っている日や、雪が積もっている日などは、濡れ対策として防水・撥水加工を施したスニーカーを履いていくのがおすすめです。ゴアテックスと呼ばれる防水素材を使ったスニーカーを選ぶと、水濡れを防ぎつつ、ほどよい通気性で蒸れも予防してくれます。

■3. ソールが厚めのスニーカー

路面の冷たさをシャットアウトしたいのなら、ソールが厚めのスニーカーを選びましょう。ただ、路面が凍結しているときは滑りやすいので、滑り止め加工を施したスニーカーを選ぶことが大切です。靴底の柔軟性が高いスニーカーなら、路面にフィットしやすく、つるんと滑るリスクを低減できます。

■4. 内部がボア加工になっているスニーカー

靴の内部がボア加工になっているスニーカーは、履いたとたんに暖かさを実感できるあったかアイテムです。ボア加工というと、もこもこしてかわいらしいイメージがありますが、履いている間はボア部分が見えないので、男性でも抵抗なく履けるでしょう。

冬のスニーカーでも足元を冷やさないためのアイデア

冬でも快適にスニーカーを履くために、足元を冷やさないためのおすすめアイデアを3つご紹介します。

■1. 厚手の靴下を履く

スニーカーはブーツなどに比べると風を通しやすいので、厚手の靴下をはいて防寒するのがおすすめです。ウール素材やシルク素材など、保温性の高い素材を使った靴下なら、寒い屋外にいても足元の暖かさをキープできるでしょう。ただ、靴下の厚みによっては靴を履いたときに窮屈さを感じやすくなるので、ごわつきが気になるなら発熱素材を使った薄手の機能性ソックスを選ぶのもありです。

■2. 冷え対策用のインソールを使う

最近はさまざまなメーカーから、足元の冷え対策に特化したインソールが販売されています。たとえば、保湿性の高いウールを100%使用したインソールや、遠赤外線素材を使用した中敷きなど。既存のインソールと入れ替えるだけで簡単に冬仕様のスニーカーにチェンジできるのも魅力のひとつです。

■3. 靴用or靴下用のカイロを使う

靴底に入れたり、靴下に貼ったりして使う足専用のカイロです。特に冷えやすい爪先部分にだけ入れるor貼るタイプが一般的なので、靴を脱いでもカイロが見える心配はありません。

冬にスニーカーを履くのなら、冷えや濡れに強いものを選ぼう

スニーカーは季節を問わず履けるオールマイティなアイテムですが、風を通しやすい素材や、水に弱い素材を使ったスニーカーを履くと、足元が冷えてしまいます。冬にスニーカーを履くときは、スエードやレザーなど風を通しにくい素材や、ソールの厚いものなどを選び、しっかり防寒しましょう。また、厚めの靴下や冷え対策用のインソール、足用カイロなどを上手に活用することも大切です。

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服装指数はエリアごと、時間帯ごとに掲載されているので、お出かけのタイミングに合わせて確認するのがおすすめです。