今年も残すところあと10日あまりとなりました。年末を穏やかに過ごせることを願いながら、2022年に目を向けてみましょう。

暦には、大安や仏滅などの六曜(ろくよう、りくよう)、五節句、雑節、年中行事など、「暦注」と呼ばれる情報が記載されていることがあります。今回は、古くから伝わる中国の「六十干支(ろくじっかんし)」による日の吉凶を見る「選日」に注目。特に開運度が高いとされる「天赦日(てんしゃび、てんしゃにち)」、事始めに最適な「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび、いちりゅうまんばいにち)」、金運招来の「寅の日」についてご紹介します。

2022年は一年に6日しかない最強の開運日!「天赦日」

この日は百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日。最強の開運日で、特に婚礼、開店、事業創立、物事の拡張などが大吉とされています。新しいことに挑戦する時も、力強いバックアップが期待できそう。2022年は一年に6回しか巡ってこない貴重な開運日をぜひ活かしたいですね。

【天赦日】

1月11日(火)一粒万倍日 ・友引

3月26日(土)一粒万倍日 ・寅の日

6月10日(金)一粒万倍日

8月23日(火)友引

10月22日(土)大安

11月7日(月)大安

吉も凶も万倍に!?「 一粒万倍日」

一粒の籾が稲穂のように万倍に増えるという吉日。特に、事始めに縁起が良いとされ、新規事業の開始、開店、お金を出すことが吉となります。増えて多くなるという意味合いから、人から物を借りたり、借金することは凶となるので注意しましょう。およそ6日に1回の割合で巡ってきますので、月に5〜6日、1年間で60日余りが一粒万倍日となります。そのなかでも、特に開運度が高いのが天赦日と重なる3日です。

【一粒万倍日+吉日】

1月11日(火)天赦日

3月26日(土)天赦日・寅の日

6月10日(金)天赦日

金運アップと旅立ちの幸運日「寅の日」

十二支の寅にあたる日で、12日ごとに巡ってくる吉日。虎の毛皮が金色であることから中国では金運を高める象徴とされ、寅の日は「金運招来日」と言われています。財布の新調や宝くじ購入の大吉日。また、旅行に出発するにも縁起の良い日とされています。月に2~3回ある寅の日のなかで、他の吉日と重なる開運日が3日あります。金運アップやステップアップの日に!

【寅の日+吉日】

3月14日(月)一粒万倍日

3月26日(土)一粒万倍日・天赦日

10月16日(日)大安

開運プランをイメージしながら、新たな年を迎えるのも良いかもしれませんね。天赦日、一粒万倍日、寅の日が重なる3月26日。最強の吉日は、3か月後にやってきます。

参考文献

『令和四年 神宮館運勢歴』神宮館