ゴルフをプレーするうえで欠かせないのがクラブですが、その中にアイアンと呼ばれるクラブがあります。ゴルフ初心者のなかには「アイアンがどんなクラブなのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ゴルフのアイアンについて解説します。アイアンの種類や初心者に最適なアイアンの選び方を紹介しますので、これからクラブを買う予定の方はぜひ参考にしてください。

ゴルフで使うアイアンとは?

ゴルフで使うクラブは大きく分けると、ウッドとパター、アイアンの3種類があります。アイアンはクラブの種類のひとつで、狙った距離を正確に出して調整するために使うクラブです。アイアンはクラブのヘッド部分がチタンやステンレスでできており、出せる飛距離に応じて番号がついています。

アイアンで出せる飛距離は男性で100〜200ヤード、女性で55〜160ヤードの範囲です。フェアウェイで使うのはもちろん、ラフやバンカーなどコンディションが異なるさまざまな場所で使います。ヘッドスピードによって同じアイアンでも飛距離が変わってきますが、自分が今どのアイアンでどれくらいの飛距離を出せるかを知っておくことが重要です。

アイアンはロングアイアン・ミドルアイアン・ショートアイアン・ウェッジの4種類に分けられます。アイアンは1〜9番アイアン、ピッチングウェッジ・サンドウェッジ・アプローチウェッジ・デュアルウェッジ・ロブウェッジの14本です。ただ、ゴルフでは14本までしか使えませんので、クラブセットを用意する場合は14本のアイアンのなかから、8〜9本程度を選ぶゴルファーが多いです。番手によって飛距離が変わりますが、全てのアイアンを購入する必要はありません。

ゴルフで使うアイアンの種類

アイアンはヘッドの形状によって3種類に分けられます。ヘッドの形状によってコントロールのしやすさが異なりますので、それぞれのアイアンがどんな特徴を持っているのか知っておきましょう。

■キャビティアイアン

キャビティアイアンはアイアンのなかでもボールをコントロールしやすいアイアンです。ヘッドの後ろ側が凹んでいて、重心が低くなるのでショットが安定します。3種類のアイアンのなかでは初心者でもボールを高く上げやすく、ヘッドがブレにくいのでミスをしにくいのが特徴です。キャビティアイアンをさらに低重心化させ、ミスを回避しやすくしたポケットキャビティというアイアンもあります。

■中空アイアン

ヘッドの内部が空洞になっているのが中空アイアンです。キャビティアイアンと同じようにヘッドがブレにくく、重心が深くなるのでミスをしづらい設計になっています。キャビティアイアンよりは弾道が低めになりますが、ボールは上げやすいです。ヘッド部分に凹凸がなく、比較的メンテナンスもしやすいアイアンといえます。

■マッスルバックアイアン

マッスルバックアイアンは中上級者向けのアイアンで、ヘッドが小さく操作性が高いという特徴があります。芯を捉えれば狙った球筋と飛距離が出せるのですが、ヘッドが小さいためミスをしやすいのが特徴です。

ゴルフ初心者のアイアンの選び方

ゴルフ初心者がアイアンを選ぶときのポイントを紹介します。

■マッスルバック以外を選ぶ

初心者がアイアンを選ぶときはマッスルバック以外を選びましょう。ある程度距離を出しながらミスを回避したい場合はキャビティバックがおすすめです。とにかくミスを回避したいという場合は、中空アイアンかポケットキャビティを選びましょう。ただし、中空アイアンとポケットキャビティはキャビティバックに比べてコントロールがしづらいです。

■筋力や体格を考慮してシャフトを選ぶ

アイアンのシャフトはカーボンシャフトとスチールシャフトがあります。軽くてしなりやすいカーボンシャフトは筋力に自信がない人や、体格が小さい人向きです。女性や年配の方であればカーボンシャフトを選びましょう。スチールシャフトは筋力に自信がある人や、スイングが安定し始めた人におすすめです。

■まずは7番アイアンを買う

アイアンはたくさんの種類があり、複数のクラブを購入するとなると大きな出費になります。最初に練習をするなら、全てのクラブの平均である7番アイアンから練習しましょう。7番アイアンで安定したショットができるようになってから、他のアイアンを購入しても遅くはありません。

アイアンは飛距離をコントロールするクラブ

今回紹介したように、アイアンはフェアウェイもしくはバンカーやラフ、グリーン周りなどで飛距離をコントロールしながら使い分けるクラブです。初心者がアイアンを買うときは、キャビティアイアンか中空アイアンから購入しましょう。ピッチングウェッジと5〜9アイアンまでの5・6本がセットになったアイアンセットも多く売られているので、選ぶのに迷ったらそちらもおすすめです。

しっかりアイアンで打てるようになったら、ゴルフ場デビューも間近です。tenki.jpの全国のゴルフ場の天気で、ぜひゴルフに行くときに天気をチェックしてください。