いつの間にか、寒さがこたえる時期になってきましたね。背中が丸まったり、肩に力が入っていたりはしませんか?温かい食べ物や、飲み物でひと息つく…そんな季節です。今回は、全身がホッとゆるむような、お風呂を楽しむ方法のひとつ、入浴剤の作り方をご紹介します。身体も心も和らぐ、そんな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

精油とアロマオイルの違いって?

今回は、精油を使った入浴剤の作り方をご紹介します。精油はエッセンシャルオイルとも呼ばれますが、アロマオイルとの違いをご存知ででしょうか?まずは、簡単にご説明します。

精油は植物の花や茎、果実の皮、樹皮などを搾ったり、蒸したりすることで抽出される天然の物質です。海外では、薬局などで販売されている地域もあり、生活の一部に取り入れたりもしています。作用がある分、使う精油によっては禁忌事項もありますので、自分に合うかどうかを調べてから使うようにしましょう。

一方、アロマオイルは、香りを楽しむために作られた、合成香料を含んだオイルです。香りは精油に近いものもありますが、人工香料なので、一般的には直接肌につけることはできません。精油よりも香りの持続時間が長いものが多く、ルームフレングラスなどに向いています。

入浴剤を作ってみよう!

今回はシュワシュワと泡が立つ入浴剤の作り方をご紹介します。材料さえあれば、作り方は簡単!お子様でも作ることができますが、肌などに直接精油がつかないよう注意しましょう。ただし、精油が入ったお風呂は生後6ヶ月を過ぎてから。また、お風呂に潜ったりはしないように、十分にご注意ください。また、作ったものはプレゼントなどにはせず、個人での利用にとどめましょう。材料の重曹やクエン酸も医療用や食品添加物など、口に入れても大丈夫なものを使用してくださいね。

<材料>

塩(海塩など自然塩) 大さじ1

重曹 大さじ1/2

コーンスターチ 大さじ1/2

クエン酸 大さじ1/2

無水エタノール 小さじ1/2

お好みの精油 5滴

<作り方>

1. 塩、重曹、コーンスターチ、クエン酸をボウルに入れて、しっかりと混ぜ合わせます。

2. 無水エタノールと精油をよく混ぜ合わせます。精油は数種類を組み合わせることができます。

3. 1に2を少しずつ入れて、都度、よくかき混ぜます。

4. 3をお団子状にしっかりと丸めて、湿気のない場所で乾かします(1日程度)。

*クッキーやドーナツを作るときに使う型を使用すれば、とても可愛らしく仕上がりますよ。

5. しっかり固まったらビニール袋などに入れて保存します。(できるだけ早めに使いきりましょう)

食紅などを使って着色することもできます
食紅などを使って着色することもできます

おすすめの精油

産地や抽出する部位によっても香りが変わるので、比べてみても面白いかもしれませんね。

今回はホッとリラックスできそうな、代表的な精油をいくつかご紹介します。参考にしてみてくださいね。

また精油は組み合わせることができますので、お好みでブレンドしてもよいですね。

ラベンダー:爽やかで丸みのある花の香り

ローズウッド:ウッディーでフローラルな甘い香り

ティートゥリー:爽やかですっきりとした香り

ユーカリ:鼻に抜けるような清々しい香り

オレンジスイート:甘くまろやかな香り

ローマン・カモマイル:花の優しい香り

ジャスミン:華やかな甘い香り

サンダルウッド:オリエンタルな香り

シダーウッド:ウッディーで爽やかな甘みのある香り

精油は作用や使用方法などの注意事項があります。アレルギーや妊娠の有無、敏感肌、禁忌等を調べた上で使用しましょう。

参考・参照

あかちゃんからの自然療法/クレヨンハウス