サンダルやミュールの季節が過ぎたら、シューズも秋仕様に衣替えしたいところです。秋のシューズを選ぶときは、2021年のトレンドを取り入れつつ、足まわりの悩みを解決できるような機能性の高いアイテムをチョイスしましょう。

今回は、2021年の秋シューズのトレンドや、秋用シューズを選ぶときのポイント、秋にありがちなシューズまわりのお悩みについて解説します。

2021年の秋シューズ6つのトレンド

トップスやボトムスと同じく、シューズにも年代ごとのトレンドがあります。ここでは、2021年の秋シューズのトレンドをメンズ・レディース別にご紹介します。

■1. 【メンズ】厚底スニーカー

一昔前に流行った厚底シューズですが、最近になってブームが再燃してきています。厚底スニーカーはクッション性が高くて歩きやすい上、スタイルアップも期待できるので、まさに一石二鳥です。

■2. 【メンズ】ロングブーツ

レディースのロングブーツは丈が膝まであるものが主流ですが、メンズのロングブーツは、ふくらはぎより上の丈のものを指すのが一般的です。細身のデニムやスキニーパンツをブーツインしてもいいですし、ワイドパンツの下に履いてもおしゃれです。

■3. 【メンズ】チェルシーブーツ

別名サイドゴアブーツとも呼ばれるチェルシーブーツは、靴の両サイドに「ゴア」と呼ばれる伸縮性の高い素材を使用したローヒールのブーツです。紐やジッパーがないので着脱しやすく、足の形にぴったりフィットするので、歩いていても疲れにくいところが特徴です。飾りのないシンプルなデザインが多いため、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで活躍します。

■4. 【レディース】スクエアトゥ

つま先の四角いフォルムが特徴的なスクエアトゥは、2021年春夏に引き続き、秋にも注目を集めるトレンドアイテムです。ハイヒール、バレエシューズ、ブーツなど、シューズの種類を問わずに取り入れられる上、ベーシックなデザインなので、オン・オフの両方に活用できます。つま先の幅が広いので、歩きやすいところもメリットです。

■5. 【レディース】ローファー

ローファーは秋冬の定番シューズのひとつですが、今年は甲の部分にホースビットと呼ばれる馬具を模した金属飾りを付けたものや、チェーンをあしらったものが人気です。よく言えばシンプル、悪く言えば地味なローファーも、ワンポイントアクセントを入れることで、ワンランク上のおしゃれを演出できます。

■6. 【レディース】アンクルブーツ

足首丈のアンクルブーツは、これ1つで上品な足元を演出できる便利なアイテムです。長すぎず、短すぎない、ほどよい丈のブーツは、特に膝下スカートと相性が良く、すらりときれいなシルエットを生み出します。

秋用シューズを選ぶときのポイント

秋用シューズを選ぶときに押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

■1. ベーシックカラーor秋カラーを選ぶ

秋用シューズの色は、普段のコーディネートをベースに選ぶのがポイントです。アウターやトップス、ボトムスに秋カラーを取り入れるのなら、足元はベーシックな白や黒をチョイスすると、メリハリのあるスタイルになります。一方、全体をモノトーンでまとめるときは、シューズにベージュやブラウン、オレンジなどの暖色を持ってくると、秋らしい装いになります。

■2. 秋らしい素材を選ぶ

靴にはさまざまな素材が使われますが、秋用シューズにはやはり秋らしい素材を取り入れたいところです。女性ならベロアやスエード、男性ならレザーなどの素材を選ぶと、秋カラーとの相性も良く、季節感のあるコーディネートにまとまります。

■3. 通気性の良い靴を選ぶ

秋シューズの定番であるローファーやブーツは内部が蒸れやすく、長時間履いていると汗やにおいが気になり始めます。特に仕事で外回りが多い人や、秋の行楽を楽しむときは、メッシュ素材などなるべく通気性の良い靴を選ぶようにしましょう。

秋にありがちなシューズ周りのお悩み

秋シューズを履くときにありがちなシューズ周りの悩みと、その解決方法を男女別に紹介します。

■【メンズ】秋シューズに合わせる靴下の選び方がわからない

素足に履くサンダルとは異なり、秋シューズには靴下を合わせるのが基本です。靴下は丈・デザイン・カラーの種類が豊富なので、どれを選ぶか迷ってしまうところですが、最も無難かつ定番の方法は、コーディネートの色味やトーンに合わせてカラーを選ぶことです。

柄はオーソドックスな無地か、シンプルなボーダーを選ぶと、どんなファッションにも合わせやすくなります。

丈は、クルーソックスが基本ですが、軽やかな印象を出したいときは、スニーカーやローファーにフットカバーソックスを合わせ、わざと足首を露出させるのも着こなしテクのひとつです。

■【レディース】足先が冷えてつらい

秋が深まってくると、朝晩の冷え込みがより厳しくなってきます。特に男性よりも筋肉量が少ない女性は末端が冷えやすいため、秋シーズンは足元の冷えに悩まされがちです。

そんなときは、靴専用のカイロや、起毛・ボア加工が施された靴下などのあったかアイテムを活用しましょう。また、足首を出すと全身が冷えやすくなるので、底冷えがする日はなるべくクルーソックス以上の丈の靴下を履くことをおすすめします。

秋はトレンドを押さえつつ、季節感や機能性も併せ持ったシューズを選ぼう

2021年の秋は、女性ならスクエアトゥやローファー、男性なら厚底スニーカーやチェルシーブーツなどがトレンドです。いずれもファッション初心者でも取り入れやすいデザインのシューズですが、秋らしさを演出したいのなら、スエードやレザーなどの素材を使ったものや、秋コーデに合わせやすいカラーを選ぶのがポイントです。見た目以外のポイントでは、蒸れ対策として通気性の良い素材を選ぶと、一日履いていても快適に過ごすことができるでしょう。

秋シューズと合わせるコーディネート選びに悩んだら、天気予報専門メディア「tenki.jp」の服装指数をチェックするのがおすすめです。時間帯別の予想気温から適している服装を掲載していますので、毎日のコーディネート選びの参考になるでしょう。