ルームウェアはおうちでまったりしたいときに大活躍します。一日中快適に過ごすためには、単純にリラックスできるデザインを選ぶだけでなく、素材やタイプにも注意する必要があります。

今回は、秋にぴったりのルームウェアの特徴や選び方のポイントについて解説します。

秋にぴったりなルームウェアとは?

ルームウェアは季節によってデザインや使われている素材などに違いがあります。では、秋にぴったりなルームウェアにはどんな特徴があるのでしょうか。

ここでは、秋のルームウェアならではの特徴を3つご紹介します。

■1.体温調節しやすいデザイン

秋は朝晩の冷え込みが厳しい一方、日差しのある日中は汗ばむような陽気になることもあります。朝晩に合わせて厚めのもこもこしたルームウェアを着ると、日中にかいた汗が夕方以降に引いたとき、体が冷えてしまう可能性があります。そのため、秋のルームウェアは上から羽織り物などを着て体温調節しやすいデザインになっているものが多く見られます。

■2.袖・裾の丈のバリエーションが豊富

夏のルームウェアは袖・丈ともに短いものが主流ですが、前述の通り、日中と朝晩の寒暖差が大きい秋のルームウェアは、袖・裾の丈のバリエーションが豊富です。袖・丈が短いものと長いものの2種類を用意しておけば、その日の天気や気温、時間帯に応じてルームウェアを使い分けることができます。

■3.秋を感じさせる色合い

ルームウェアは基本的におうちで着用するものですが、気分を上げるために、どうせならおしゃれにもこだわりたいところです。ブラウンやカーキ、オレンジ、モスグリーンなど、いわゆる秋色を取り入れたルームウェアを選べば、おうち時間でも秋を感じさせるおしゃれを楽しむことができます。最近は「パジャマ感」を感じさせないデザインのルームウェアも数多く販売されていますので、宅配便を受け取るときにいちいち着替えるのが面倒…という方にもおすすめです。

秋こそルームウェアにこだわるべき理由

秋は四季の中でも特に天候が変動しやすい季節といわれています。9月は秋雨前線や台風の影響で降水量が多くなる一方、西日本を中心にまだまだ残暑が厳しくなる時期でもあります。10月になると移動性高気圧に覆われて秋晴れとなる日が多くなりますが、さらに季節が進んで11月になると、低気圧が通過した後、一時的に冬型の気圧配置になる日が出てきます。

冬型の気圧配置になると、日本海側を中心に時雨になる日が多くなり、北日本では早くも雪が降り始めることがあります。[注1]

このように、秋はわずか3ヶ月のうちにめまぐるしく天候が変わるため、「今日は何を着て過ごせばいいだろう?」と悩みがちな季節でもあります。体温調節しやすいルームウェアを持っていれば、おうちにいるときの服選びに悩むことが少なくなり、毎日快適に過ごせるようになります。

[注1]気象庁:日本の天候の概説

秋に着るルームウェアの選び方3つのポイント

これから秋用のルームウェアを購入しようと考えている方向けに、秋に着るルームウェアの選び方のポイントを3つご紹介します。

■1.厚すぎない生地を選ぶ

朝晩の冷え込みを考えると、ルームウェアは厚手のものを選びたくなるところですが、日中に気温が上がったときに暑さや汗に悩まされやすくなるところが難点です。そのため、秋のルームウェアはカーディガンやガウンを羽織って体温調節することを前提に、厚すぎない生地を選ぶのがポイントです。どうしても厚みのある生地を選びたいときは、半袖や五分丈など袖の短いタイプのルームウェアを着ると、着ぶくれせずに済みます。

■2.さらっとした肌触りのいい生地を選ぶ

夏の紫外線ダメージが残っており、かつ天気が変動しやすい秋は、肌が敏感になりやすい時期です。余計な刺激を与えないよう、肌触りが柔らかく、低刺激なサテンやコットン、シルク、ガーゼなどの生地を選ぶのがおすすめです。これらの生地は吸湿速乾性も高く、日中に汗をかいてもすぐに乾くので、夕方以降に気温が下がっても汗が引いて体が冷える心配はありません。

■3.お出かけにも使うならきちんと感も重視

一日おうちでまったり過ごすつもりだけれど、近所のコンビニにちょっと買い出しに行きたい…という場合、わざわざルームウェアから普段着に着替えるのは何かと面倒です。そんなときは、ちょっとしたお出かけにも使えるような、きちんと感のあるルームウェアを選びましょう。上下ともルーズなシルエットだと「パジャマ感」「部屋着感」が強くなってしまうので、トップスとボトムスのいずれか一方をスリムなデザインにすれば、そのままお出かけしても違和感はありません。

秋はおしゃれなルームウェアでおうち時間を楽しもう

秋は天気が変わりやすく、かつ日中と朝晩の寒暖差が大きい季節ですので、体温調節しやすいルームウェアがあるととても便利です。秋のルームウェアを選ぶときは、上着を羽織っても着ぶくれしない、やや薄手の生地を選ぶこと、肌触りや柔らかく、低刺激な素材を選ぶことが大切です。秋のルームウェアは裾・袖の丈のバリエーションが豊富なので、丈違いのルームウェアを2着用意して、その日の天気や気温に合わせて使い分けるのもおすすめです。

天気予報専門メディア「tenki.jp」では、その日の予想気温に合わせて最適なコーディネート例を提案する「服装指数」を毎日公開しています。服装指数は10日先まで掲載されていますので、「今日はどんなルームウェアを着ようかな?」「これからの時期、どんなルームウェアを着たらいいだろう」と悩んだら、ぜひtenki.jpの服装指数をチェックしてみてください。