秋が深まってくると、だんだん気温が低下し、肌寒さを感じる日も多くなってきます。特に秋は朝晩の寒暖差が大きく、気温が20度前後まで下がる日もめずらしくありません。地域によっては日最高気温が20度前後になる日もありますので、予想気温をチェックした上で、しっかり防寒対策を行うことが大切です。

今回は、気温20度のときに着ていく服選びのポイントや、おすすめのアイテム、最適なコーデ例をご紹介します。

気温20度のときの服装選びのポイントは、最高気温か、最低気温かによって変わる

気温20度と一言にいっても、それが最低気温なのか、最高気温なのかによって服選びのポイントは異なります。最低気温の場合は、日中は25度前後まで気温が上がる可能性がありますので、昼間は薄着でも快適に過ごせます。ただ、日が落ちた後や朝の時間帯は冷え込むので、カーディガンや薄手のコートなどで冷え対策しましょう。

一方、最高気温が20度の場合は、朝晩は10度台まで気温が下がります。たとえ日中に出かける場合でも、長袖や重ね着、ライトアウターなどでしっかり防寒することが大切です。

【アイテム別】気温20度の日におすすめのアイテム3選

気温20度のときに大活躍するおすすめのアイテムを3つご紹介します。

■1. カーディガン

薄手でさっと羽織れるカーディガンは、日が落ちて肌寒さを感じ始めたときに重宝するアイテムです。持ち運びもしやすいので、最低気温20度の日の体温調節にぴったりです。

■2. ジャケット

カーディガンではちょっと冷えるかな?と思ったときは、やや厚手のジャケットを羽織りましょう。ベーシックなデザイン・色を選べば着回しもよく、朝晩の冷え込みが厳しい秋の万能アイテムになります。

■3. ショール・ストール

秋は一年の中でも昼夜の寒暖差が大きい時期なので、一日中お出かけするときはショールやストールなどの小物を持ち歩くのもおすすめです。太い血管が走っている首元を温めれば、トップスやボトムスを替えなくても冷えを感じにくくなります。

【メンズテイスト別】気温20度に最適なコーデ7選

メンズにおすすめの気温20度に最適なコーデは、「ジャケット×デニムパンツ」「セットアップ×Tシャツ×スニーカー」など7つあります。きれいめ、カジュアルそれぞれ紹介するので、TPOに応じて選びましょう。

■1.【メンズきれいめ】ジャケット×デニムパンツ

テーラードジャケットとデニムパンツの組み合わせは、涼しいときやちょっと肌寒いときに取り入れたい定番コーデです。インナーには無地のロングTシャツ、足元は無地のスニーカーorドレスシューズを合わせれば、すっきりときれいなスタイルにまとまります。

■2.【メンズきれいめ】セットアップ×Tシャツ×スニーカー

セットアップはシャツやローファーと合わせるとかっちり感が際立ちますが、あえて無地のTシャツやスニーカーと組み合わせれば、適度な抜け感を演出できます。

■3.【メンズきれいめ】ニット×スラックスorチノパン

肌寒い日に活躍する薄手のニットには、ベーシックカラーのスラックスやチノパンを合わせると、簡単にきれいめコーデを作れます。寒いときは上にテーラードジャケットやカーディガンを合わせるのがおすすめです。

■4.【メンズきれいめ】7分丈シャツ×アンクル丈テーパードパンツ

最低気温が20度のときは、日中は汗ばむ陽気になりやすいので、7分丈シャツとアンクル丈のテーパードパンツで手首・足首を出すスタイルもアリです。夕方以降はジャケットを羽織るか、マウンテンパーカーなどでややカジュアル寄りなスタイルにまとめてもよいでしょう。

■5.【メンズカジュアル】Gジャン×スラックス

インディゴブルーのGジャンは、秋の定番ともいえるカジュアルファッションの1つです。ワイルドになりすぎるのが心配な場合は、無地のTシャツやニット、スラックスと合わせてコーディネートすると、大人カジュアルな雰囲気に仕上がります。

■6.【メンズカジュアル】ジップアップパーカー×デニムパンツ

必要なときにさっと羽織れるジップアップパーカーは、秋の体温調節に重宝するアイテムです。Tシャツはもちろん、ニットやシャツとの相性も良く、その日の気分や好みに合わせてコーディネートできます。デニムパンツ以外にも、チノパンやスラックス、ストレッチパンツなどと合わせることもできます。

■7.【メンズカジュアル】ミリタリーブルゾン×スラックス

MA-1などに代表されるミリタリーブルゾンは、街歩きにも秋の行楽にも役立つ万能アウターです。無地のインナーと合わせるのが定番ですが、白を基調にしたボーダーシャツと組み合わせるとさわやかコーデにまとまります。

【レディーステイスト別】気温20度に最適なコーデ8選

レディースに気温20度に最適なコーデは、「ロングカーディガン×カラーパンツ」「シルクのブラウス×プリーツスカート」など7つあります。メンズ同様、TPOに応じて、きれいめかカジュアルかを選びましょう。

■1.【レディースきれいめ】ロングカーディガン×カラーパンツ

縦長効果のあるロングカーディガンは、スタイルアップも狙える一石二鳥のアイテムです。ブラックやブラウン、グレーなど落ち着いたカラーを選ぶときは、差し色として明るめのブルーやベージュのパンツを合わせるとメリハリのあるコーディネートになります。

■2.【レディースきれいめ】シルクのブラウス×プリーツスカート

シルクは夏は涼しく、冬は暖かい素材なので、最低気温20度の日中なら一枚でも快適に過ごせます。ボトムスにはふんわり広がるプリーツスカートを合わせるとフェミニンな雰囲気に。気温が下がったときはショールやストールを羽織ると冷え対策になります。

■3.【レディースきれいめ】ニットカーディガン×ワンピース

小花柄やチェックのワンピースと、暖かいニットカーディガンは相性抜群です。カーディガンはややオーバーサイズのものを選ぶと、より柔らかい雰囲気になります。よりフェミニンにしたいときはブーツ、カジュアルダウンしたいときはスニーカーを合わせましょう。

■4.【レディースきれいめ】ジャケット×ニット×ロングスカート

ニットとロングスカートの組み合わせはテイストが甘くなりがちですが、ハンサムなジャケットを羽織ることで大人シックな雰囲気を演出できます。タイトスカートならエレガントに、プリーツスカートならクラシカルな印象にまとまります。

■5.【レディースカジュアル】トレンチコート×デニムパンツ

最高気温20度の日の朝晩は、トレンチコートでしっかり防寒対策するのがおすすめです。デニムパンツに無地のTシャツやカットソーを合わせれば、かっちりし過ぎないライトカジュアルなコーディネートにまとまります。

■6.【レディースカジュアル】スウェット×ワイドパンツ

厚手のスウェットなら、アウターなしでもしっかりとした冷え対策になります。ハイウエストのワイドパンツと合わせると脚長効果もばっちり。夜間は秋らしいチェック柄のストールを羽織るとガーリー感がプラスされます。

■7.【レディースカジュアル】ロングリネンシャツ×パンツ

最低気温20度の日は、通気性が良く、一日中さらりと着こなせるリネンのロングシャツにパンツコーデがおすすめです。リネンシャツは夏にも活躍するアイテムですが、ブラウンやネイビーなど落ち着いた色合いを選べば、秋らしさ満載のアイテムになります。

■8.【レディースカジュアル】パーカー×フレアスカート

カジュアルなパーカーと、フェミニンなフレアスカートの組み合わせは、大人女子の定番着こなしの1つです。プルオーバー一枚でコーディネートしてもいいですし、ジップアップにニットやTシャツを合わせてレイヤードスタイルにするのもアリです。

気温20度の服装は、一日の気温差もチェックしながら選ぶのがポイント

気温20度は暑すぎず寒すぎず、ちょうどよい気候といえますが、そこから気温が上がるのか、下がるのかでコーディネート選びのポイントが大きく異なります。最低気温20度のときは、日中は汗ばむ陽気になることも想定されるので、基本は薄手でコーディネートし、必要に応じてライトアウターで体温調節しましょう。一方、最高気温20度のときは日中でも気温が10度台まで下がりますので、ニットやコート、ショールなどを使って暖かい格好を心がけましょう。

天気予報専門メディア「tenki.jp」では、地域ごとに朝・昼・夜の時間帯にわけておすすめのコーディネート例を掲載しています。服選びに迷ったら、ぜひ服装指数を参考にしてみてください。