ここ数年、「自然の中に出かける」というアクティビティが多くの人に楽しみをもたらして定着しましたね。今回は登山やハイキング、トレッキングなど自然の中を歩くことに注目してみたいと思います。気軽に始めやすいのがよいところではありますが、その分、注意を怠ると事故を招くことも。楽しい思い出で帰宅できるようにしたいものです。そのためにも事前準備はとても大切です。また、登山でのお楽しみをご紹介します。出かける前に、ぜひ再確認してみてください。

『無理は禁物』、山を登る際には忘れずに

登山などに出かける際、1番最初にすることは「場所選び」ではないでしょうか?『アクセスしやすい』、『見てみたい景色や草花がある』、『登頂したい山がある』、『旅行のルートの一部』、など選び方は様々にあるかと思います。行ってみたい場所が出てきたら、まずはその場所の難易度を調べてみましょう。また、ルート選びもとても大切です。登山用の地図などは高低差や時間などが書かれているものも多く、ルートを決めやすいかと思います。同じ山頂へ向かうのでも、ルートが違うだけで、消費する体力が全く変わることもあります。もちろん時間の制約はあるでしょうが、登山は自然が相手です。急な天候の変化などが予期せず起こることも。その時に大切なのは、「体力の余力がどれだけ残っているか」ということです。ですから、ルートは体力に余裕を持って決めていきましょう。登山経験を重ねていけば、行き先に選ぶことができなかった山も、いつか挑戦できる日が来るかもしれません。

忘れがち?体力×荷物量

行き先や行程によって、荷物量は全く変わってきますよね。持っていく食事や水分なども大きく変化します。ルートを決める際にはしっかりと山小屋の有無や、山小屋で提供している内容、水場などを確認しておきましょう。荷物が軽量であれば、体力に余裕ができますが、最低限の荷物で登山に臨むのは危険です。例えば、『夏日に高地登山をすることになり、予報では晴れだったので、レインコートは荷物から省いた』という場合、高地では天候の変化が激しく、天気の急変がありえます。雨やみぞれなどに遭う場合も。また場所によっては雲がかかり、汗をかいた体には寒く感じることもあるでしょう。こういった事柄は登山中の体力を大きく削ぐ結果となりえます。登山をするにあたっては荷物の選定もとても大切な要素です。基本的に全ての荷物を背負って移動するので、その重さもとても重要です。自分の体力に見合った荷物とルートをぜひ選んで欲しいと思います。

登山中のお楽しみのひとつ?

登山中に楽しいことといえば、もちろん、登頂した時の達成感や爽快感はありますが、それ以外にも、道中の景色に心惹かれたり…と、たくさんの楽しみが。そして、水分補給や体力回復のためのおやつも楽しみのひとつです。おやつの中でも携行しやすく、手作りできるものを2つご紹介します。お出かけ前から楽しく準備してみてはいかがでしょうか?

☆作り置いておうちでも楽しみたい!『はちみつ塩レモン』☆

クエン酸がたっぷりと含まれたレモンは、ミネラルなどを効率よく体内に吸収することができ、またリフレッシュにおすすめの食材のひとつです。チャック付きの保存袋で作れば、持ち運びしやすくおすすめです。そのままかじっても、コップ付きの水筒であればお水と割っても、美味しいおすすめのおやつです。また帰宅後の疲労回復の助けにもなってくれるかもしれませんよ!?

<材料>

レモン(無農薬のもの) 1個

塩 10g(レモンの重量の10%)

砂糖 5g(塩の半量)

はちみつ 大さじ2

<作り方>

1. レモンはよく洗って、水気を拭き取り、2、3mmの厚さにスライスして保存袋に入れます。

2. 塩、砂糖を加えて、袋の外から軽く揉んで馴染ませ、袋の口をしっかりと閉じて、冷蔵庫で1時間ほど寝かせます。

3. はちみつを加えたら出来上がりです。

☆朝食にもおすすめ『シリアルバー』☆

持ち歩き可能なシリアルバー。おうちでも簡単に作ることができます。普段の朝ごはんにもおすすめです。しっかりエネルギーチャージできるおやつです。

※エネルギー量の多いおすすめナッツ※

ピーカンナッツ、マカダミアナッツ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ、アーモンド

※疲労回復におすすめのドライフルーツ※

マンゴー、パイナップル、なつめ、オレンジ

<材料>1本分

マシュマロ 4個

バター 10g

グラノーラ 50g

お好みのドライナッツ、ドライフルーツ 適量

<作り方>

1. グラノーラとドライナッツ、ドライフルーツを混ぜ合わせておきます。

2. フライパンにバターを入れて、弱火で溶かします。

3. マシュマロを加えて溶かします。焦げやすいので火加減に注意しましょう。

4. 火を止めて、熱いうちに1.を混ぜ入れます。

5. クッキングシートに移して、形を整えます。粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やします。しっかりと固まったら、出来上がりです。

おうちへ帰るまでが『登山』です。