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子供こそ紫外線対策が必須!怠るリスクや日焼け止めの選び方

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紫外線対策というと、大人が行うものというイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、実は子供こそ紫外線や日焼けへの対策を徹底する必要があります。子供の紫外線対策を怠ると、さまざまなトラブルが発生する可能性がありますので、紫外線が強くなってきたら適切な対策を行いましょう。

今回は、子供の紫外線対策の重要性や、紫外線対策を怠ることで起こり得るリスク、紫外線対策で押さえたいポイントなど、気になる情報をまとめました。


子供こそ日焼け対策が必要な理由

真っ黒に日焼けした子供の姿はいかにも健康的に見えるため、特に紫外線対策を行っていないという家庭は少なくありません。しかし、WHOは子供の時期こそ、日焼けや紫外線対策を徹底した方が良いという見解を述べています。[注1]

その理由として、成長途上にある子供は大人に比べて免疫系が完全ではなく、紫外線による影響を受けやすいこと。子供の方が大人よりも紫外線を浴びる機会が多いことなどが挙げられます。子供はもともと大人よりも屋外にいる時間が長くなりやすい傾向にありますので、小さい頃から紫外線対策を徹底することが大切です。


子供の紫外線対策を怠ることによるトラブル例

では、子供の紫外線対策を怠った場合、どのようなトラブルの発生が想定されるのでしょうか。日本小児皮膚科学会によると、子供がたくさん紫外線を浴びた場合、以下3つのリスクが高まることが懸念されています。[注2]

1. シワ・シミなどの皮膚老化が早まる

2. 皮膚がんのリスクが高まる

3. 白内障・翼状片・メラノーマなどの目の病気にかかるリスクが高まる

特に怖いのは2と3です。症状の度合いや進行状況によっては、命にかかわったり、失明したりするリスクもあります。また、皮膚が弱い子供が紫外線をたくさん浴びると、皮膚が赤くなってヒリヒリとしたり、水ぶくれができたりすることもあります。かぶれがひどくなると皮膚科での治療が必要になりますので、将来のリスクはもちろん、現在のトラブルリスクを軽減するためにも、子供の紫外線対策は必須といえます。


子供の紫外線対策を始めるべき時期

環境省がまとめた「紫外線環境保護マニュアル2020」によると、日本では6月~8月にかけて最も紫外線が強くなります。[注3]

6月になると気温や湿度が上昇し、子供が薄着になりやすい時期でもありますので、外出する際は必ず紫外線対策を行うようにしましょう。なお、紫外線は夏場だけでなく、春や秋、そして冬に至るまで、一年中降り注いでいます。夏以外の季節でも、晴れて日差しのある日に外出する場合は、紫外線対策を行った方が安心です。

■赤ちゃんにも紫外線対策を行うべき?

小さな子供がいる家庭では、赤ちゃんに日焼け止めを塗ることに抵抗を覚える方も多いでしょう。しかし、赤ちゃんの肌は大人に比べて非常にデリケートなので、素肌に紫外線を浴びると、皮膚に炎症を起こすおそれがあります。近年は赤ちゃんにも使える低刺激性の日焼け止めが発売されていますので、外出するときは赤ちゃんにもしっかり日焼け止めを塗ることをおすすめします。


子供の紫外線対策で押さえるべきポイント

子供の紫外線対策を行うにあたり、押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

■1. 日焼け止めはムラなく伸ばす

日焼け止めは顔だけでなく、首や手足など、肌が露出しているすべての部位にまんべんなく塗ることが大切です。小さな子供はじっとしてくれないので、全身に塗るのは手間ひまかかりますが、塗りムラがあると紫外線の影響を受けやすくなるので、しっかり丁寧に塗りましょう。

■2. 学校にはUVカット効果のある長袖を持たせる

最近は紫外線対策の重要性から、日焼け止めの持ち込みを許可している学校も増えてきました。しかし、子供自身が2~3時間ごとに日焼け止めを塗り直すのはなかなか難しいので、親の目が届かない学校に行くときは、UVカット効果のある長袖を持たせるのがおすすめです。通気性の良い素材を選べば、夏場でも暑さや汗に悩まされにくくなります。

■3. つばの広い帽子をかぶせる

つばの広い帽子をかぶると、顔に浴びる紫外線の量を少なく抑えることができます。帽子は紫外線対策だけでなく、熱中症予防にも有効なアイテムですので、紫外線が強い時期は必ず子供に帽子をかぶせるようにしましょう。


子供の紫外線対策のための日焼け止めの選び方

日焼け止めにはさまざまな種類がありますが、子供の紫外線対策を目的に日焼け止めを選ぶとき、チェックしたいポイントを3つご紹介します。

■1. 子供向けの日焼け止めを選ぶ

子供の肌はデリケートなので、大人向けの日焼け止めを使うと、かゆみや赤みなどの皮膚トラブルを引き起こすことがあります。特に夏場はほぼ毎日日焼け止めを使用することになりますので、子供の肌に余計な負担をかけないよう、無香料・無着色・低刺激の日焼け止めを使うのがおすすめです。日焼け止め選びに悩んだら、「子供向け」と表記されている商品を選べば間違いはないでしょう。

■2. 水遊びするときはウォータープルーフタイプを選ぶ

通常の日焼け止めは水に弱く、水遊びをするとあっと言う間に流れてしまうおそれがあります。海やプールなどに行くときは、耐水性の高いウォータープルーフタイプの日焼け止めを使うようにしましょう。

■3. 普段使い用とアウトドア用の2タイプを用意する

日焼け止めの効果はSPFの数が大きく、かつPAの「+」の数が多いほど高くなります。ただ、効果の高い日焼け止めは肌への負担も大きくなりやすい傾向にあります。アウトドアレジャーを楽しむときはSPF50、PA+++以上の強い日焼け止めを使うのがおすすめですが、日常生活ならSPF15程度、PA++程度でも十分です。シーンに応じて適切な日焼け止めを使えるよう、1シーズンごとに普段使い用とアウトドア用の2タイプを準備しておいた方がよいでしょう。


子供の肌と健康を守るために、日焼け対策を徹底しよう

子供は大人に比べて、体も肌も健康で強いというイメージがありますが、実際は免疫系が完全ではなく、大量の紫外線を浴びると皮膚トラブルをおこしたり、将来の疾病リスクが高まったりする可能性があります。

ただ、子供にとって紫外線対策が重要である一方で、外出や外遊びがいけないというわけではありません。不必要に過剰な紫外線を浴びてしまわないように、紫外線量をコントロールしてあげることが重要です。

天気予報専門メディア「tenki.jp」では、お出かけ前にチェックしたいお役立ち情報として、毎日の紫外線の強さを表す「紫外線指数」を公開しています。「やや強い」レベルからは紫外線対策が必要です。子供とお出かけするときは紫外線指数をチェックし、日焼け対策が必要かどうか確認する習慣をつけましょう。

[注1]World Health Organization(WHO):Radiation: Sun protection[英文]

[注2]日本小児皮膚科学会:こどもの紫外線対策について

[注3]環境省:紫外線環境保健マニュアル2020[pdf]


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