気楽に外食に行きにくくなった昨今のご時勢。テイクアウトも、お惣菜も、色々と試してはみたものの…そして、自分で作るメニューにも少し飽きてしまった、そんな方もいるのではないでしょうか?そのような時にはレシピを見直してみるのがおすすめ!新しいレシピで味に変化が出れば、楽しく食べることができるのではないでしょうか。料理を作ることへのモチベーションも上がって、腕が上がるかもしれません。そこで定番の料理をアップデート・格上げするべく、レシピをシリーズでご紹介しています。今回は3回目。丼のタレと卵の仕上げ方をマスターしてください。思っているよりは簡単に、しかも、想像以上の美味しさで、あなたのおウチご飯の定番になるかもしれませんよ!?

今回は丼!

今回ご紹介するレシピの要は、親子丼やカツ丼のような卵でとじる丼の、甘めのお醤油味を決める「タレ」と「卵の調理」です。この2つをマスターしてしまえば、具材はアレンジが自在です。せっかくですので、ちょっと豪華な気分になるカツ丼を例にして、作り方をご紹介します。カツについては、出来合いのものや、冷凍庫にストックしてあるようなレンジ調理のものでも、十分に美味しくいただけます。丼作りに慣れたら、自分で揚げたカツや、ちょっといいところのカツを使って、さらに格上げしてみても良いかもしれませんね。タレと卵の絡みで、ご飯がたくさん進むこと間違いなし。さっと作ることができるので、忙しかったり、疲れている日のメニューにも向いています。

作ってみよう「カツ丼」

今回は4人分を目安に調理をしようと思います。

<材料>

カツ 4人分

玉ねぎ 1個

長ネギの青い部分 10cm

卵 8個

水 200cc

醤油 大さじ3

みりん 大さじ3

酒 大さじ3

砂糖 大さじ1強

だしの素(顆粒)小さじ1と1/2

<作り方>

1. カツは、最後にトースターでカリッと焼き目をつけますので、トースターにカツを準備しておきます。

2. フライパンを準備します。

3. 玉ねぎは1cm程度にスライスして、そのままフライパンに入れます。長ネギは細く輪切りにして置いておきます。

4. 3.のフライパンに水、醤油、みりん、酒、砂糖、だしの素を入れ、中火にかけます。

5. 卵をボウルに割り入れます。切るように数回混ぜるだけにします。*完全にとき卵にしてしまわないほうが美味しいです。

6. トースターのカツを仕上げるようにスタートさせます。

7. フライパンのつゆが沸騰して、玉ねぎの色が変わったら、卵の1/3を回し入れます。

8. 再びつゆが沸騰したら、カツを入れます。

9. 残っている卵の半量を再び回し入れ、沸騰したら、残りの卵を全て回し入れて、火を止めます。

10. 丼にご飯をよそって、具をのせ、刻んだネギを散らせば完成!出来上がりです。

お好みで七味唐辛子を振りかけると、さらにおいしくなりますよ。

卵を分けて入れるのがコツ。食感が大きく変わります。
卵を分けて入れるのがコツ。食感が大きく変わります。

ご当地カツ丼も気になる!

「カツ丼」は、ちょっとリッチな気分になる、エネルギー満点の丼ではないでしょうか。そして全国的にも知られている「定番の丼」のひとつ。地域性などあったりするのか、気になりませんか?少し調べてみました。カツ丼を食べる時の話のネタにでも、楽しんでくださいね。

☆ご当地カツ丼☆

1. 信州・ソースカツ丼

ご飯の上に千切りキャベツをしきつめ、熱々のカツをソースに潜らせて乗せた丼です。学校の給食にも出るほど、信州では定番だそうです。

2. 福井・ソースカツ丼

お箸で切れるほどに柔らかいカツを、ウスターソースがベースのタレに潜らせて丼にしています。

3. 会津・ソースカツ丼

ご飯の上に千切りキャベツをしきつめて、カツをのせ、ケチャップや酒などを加えたウスターソースがかかった丼です。

4. 下仁田カツ丼

ご飯の上に、揚げたカツをさっと醤油だれに潜らせた、さっぱりと食べられる丼です。

5. 新潟・タレカツ丼

ご飯の上に、特製の醤油だれに潜らせたカツを乗せる丼です。米どころならではの、ご飯を美味しく食べられる丼です。

6. 岡山・デミカツ丼

ご飯の上に、茹でたキャベツを乗せて、揚げたてのカツにデミグラスソースをかけた丼です。

7. 一関・あんかけカツ丼

ご飯の上に、千切りキャベツをしきつめて、揚げたてのカツがのり、カツオ節などでとった出汁と甘酸っぱいソースで作った餡をかけます。

こちらは信州のソースカツ丼
こちらは信州のソースカツ丼

なんだか見ているだけで、お腹が空いてきませんか…

参考

TABIZINE