6月の結婚は「ジューンブライド」といわれており、一生涯幸せになれるという言い伝えがあることから、結婚式に招かれるケースが増える傾向にあります。6月は梅雨時で雨の日が多く、気温が高い日もあることから、結婚式に呼ばれたときの服装に悩む方も多いようです。

そこで今回は、6月の結婚式に出席するときの服装選びのポイントや、注意すべきマナーについてご説明します。

【男女別】6月の結婚式に呼ばれたときの服装の選び方

6月の結婚式に招待されたときの服装選びのポイントを男女別にご紹介します。

■男性は通気性の良い素材の服を選ぶのがポイント

男性の場合、結婚式に出席するときの服装は原則としてスーツで、季節による変化はありません。ただ、梅雨入りする6月は高温多湿になる日が多いので、スーツをきっちり着込むと汗やべたつきに悩まされる可能性があります。そのため、スーツやシャツは通気性や吸湿性の高いコットンやリネンなどが使われているものを選ぶのがおすすめです。

いくら暑くてもシャツ一枚になるのはNGですが、ジレ(ベスト)を着ている場合はジャケットを脱いでもOK。ただし、新郎がジャケットを着ている場合は、ゲストもジレスタイルになるのは控えた方が無難です。なお、レストランなどで行うカジュアルウエディングや二次会なら、さわやかなブルーを基調にしたジャケパンスタイルや、ネッカチーフ・ネクタイなどの小物を水色やブルーにすると、涼やかな印象になります。

■女性はシフォンやレース素材で暑さ対策を!

女性の場合、結婚式にはドレスを着用するのが基本ですが、カラーについては男性ほど厳しい制限はありません。6月なら初夏のイメージに合わせて、さわやかなブルー系やミント系、淡いパステルカラーなどのドレスを着用すると、季節を感じさせるおしゃれな装いになります。

ドレスの素材は、シフォンやレースなど薄手で透け感のあるものを選ぶと、見た目だけでなく着心地も涼しくなります。とくにネイビーやブラックといった濃い色のドレスは見た目が重くなりやすいので、レースを基調にしたデザインにするのがおすすめです。ドレスに合わせる羽織り物は、厚みのあるジャケットやボレロよりも、薄手のストールにした方が汗ジミ対策になります。

結婚式の服装選びで注意すべきマナー

結婚式の服装には一定のルールがあり、最低限のポイントを押さえておかないと「マナー違反」とみなされてしまいます。当日に恥をかかないよう、結婚式の服装を選ぶときは基本のマナーをしっかり覚えておきましょう。ここでは、結婚式の服装選びでとくに注意すべきマナーを4つご紹介します。

■1. 半袖シャツやノーネクタイはNG

6月は、天気や地域によっては夏日または真夏日になる日もある時期なので、スーツをびしっと着こなすのはつらいところです。ただ、結婚式はフォーマルな場ですので、スーツの下に半袖シャツを着たり、ノーネクタイで出席したりするのは避けましょう。

■2. 派手な色遣いの服装や、白・黒一色は避ける

結婚式の主役はあくまで新郎新婦なので、ゲストが派手な色遣いのスーツ・ドレスを着て目立ってしまうのはマナー違反です。また、結婚式において白は花嫁の象徴といわれています。ホワイトはもちろん、全体が白っぽく見えるアイボリーやライトベージュも避けた方が無難です。

また、全身を黒一色にまとめてしまうと喪のイメージが強くなってしまうため、結婚式にはあまりふさわしくありません。黒色のドレスを着る場合は、明るい色の羽織り物を合わせるなど、全体のバランスを考えてコーディネートしましょう。

■3. 肌の露出に注意

じめじめと暑い日は薄手のドレスを着用したいところですが、結婚式では肌の露出を極力控えるのがマナーです。胸元や背中が大きく露出するようなドレスや膝上丈のドレスは避け、節度ある服装を心がけましょう。ノースリーブやオフショルダーのドレスを着用する場合は、ストールを掛けて肌の露出をカバーすればOKです。

■4. ミュールやノーヒールの靴はNG

雨の日は路面が滑りやすいので、ノーヒールやカジュアルシューズを履いている方も多いですが、結婚式ではヒール5cm以上のパンプスを履くのが基本です。また、夏の定番であるミュールやサンダルも結婚式ではカジュアル過ぎますので、避けた方がよいでしょう。当日が雨の場合は、会場入りするまでフラットな靴を履き、現地でパンプスに履き替えるのがおすすめです。

なお、妊娠中の女性や小さなお子さんを連れている方はノーヒールでもマナー違反とはみなされません。安全面を重視して靴を選びましょう。

6月の結婚式は、爽やかな素材・デザインの服装を選ぶのがポイント

6月は暑さと雨に悩まされやすい時期なので、結婚式に着ていく服装は見た目・着心地ともにさわやかさを重視するのがポイントです。ただ、暑いからといってシャツ一枚やノーネクタイで出席したり、肌の露出度が高いドレスを着たりするのはマナー違反にあたります。式当日の気温や湿度が高いと予想される場合は、男性は通気性の良いスーツやシャツを、女性はシフォンやレース素材のドレスを選び、しっかり暑さ対策しましょう。

天気予報専門メディア「tenki.jp」では、その日の天気や予想気温のほか、おすすめの服装を紹介する「服装指数」を公開しています。結婚式などの大切な予定がある方は、ぜひ当日の服装指数をチェックしてください。