おウチで過ごす時間が増えた昨今ですが、お部屋は片付いていますか?普段からマメに上手に、お片付けができていればもちろんよいのですが、なかなか難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。今回は少し、お片付けのコツを学んでみましょう。取り入れやすそうなものから始めてみるのもよいかもしれません。気付けばお片付け上手になっているかも!? リラックスできるおウチの環境作り、ぜひ挑戦してみてくださいね。

一度に、一気に、頑張らない

「一度に片付けよう」と考えると、億劫な気持ちになったりして、なかなか取り掛かりにくいものです。まずは「1番気になっているところ」や「過ごす時間の長い場所」など、小さく、細かく区切って考えてみましょう。小さな場所でも、意外にも、片付け終わってしまえば、思っていたよりも簡単に時間がかからずに済んでしまうことも多いはずです。きれいを実感したら、お片付けは加速度的に進んでいきます。

とはいえ、何から始めたらよいのかわからない、という場合も。そんな時には、次のことに注目してみましょう。「毎日、使うもの」、「毎日、目にするもの」、「便利を実感」。ちょっとわかりにくいかもしれませんので、例とともにさらに詳しくご紹介していきます。

「毎日、使う物」にフォーカス

朝、起きて、顔を洗って、歯を磨き、食卓でコーヒーを飲む。こんなルーティンの方も多いのでは。探し物や汚れ物の片付けを、起きてすぐにするのはやはり億劫ですし、気分を損なうかもしれません。できる限り、昨日使ったものは、「寝る前までにリセットしておく」というルールを作ってみると、新しい1日を始めやすくなります。

その日のうちに、それぞれの場所でリセットタイムを定めてしまうと、物も汚れもたまりにくくなります。そのためにも、毎日使用するものは、定位置を決めておきましょう。例えば、複数の人が暮らす家庭では、1日のうちに使うコップやカップはいくつになるでしょう?出しっぱなしや、洗い物を考えると、各個人専用にひとつ、ふたつ、と決めてしまうのも手です。コップが決まれば、飲みかけを忘れてしまって新しいものを出してしまったり、ということも減りますし、置き場も定まりやすくなります。また細々したものも生活の中ではたくさんありますよね。そんな時には目的別や個人別にボックスで仕切ったりするのも、ひとつの手です。例えば、家を出る直前、ドアに手をかけたところで「マスクを忘れていた」なんて経験はありませんか。これも玄関手前にマスク専用ボックスを設置しておけば、スムーズに行動できます。毎日使うものは、必要とされる場所の近くに、手軽に、アクセスできる様にしておくのがおすすめです。

「毎日、目にするもの」にフォーカス

毎日必ず目にしているもので、視覚的にも、精神的にも片付いた状態だとよい場所のひとつは、リビングの食卓やテーブルではないでしょうか?ちょっとした書き物などに使ったり、ご飯を食べたり、ゆっくりテレビを観たり。ここをきれいに保つには、先ほど書いた「リセットタイム」をシーンごとに取り入れてみるのもよいでしょう。また、なんでも入れられるボックスやトレーなどを設置するのも手です。テーブルをきれいにするのに邪魔なものはひとまずそこに。筆者宅では各個人にその様なボックスを設置していて、椅子にかかったカーディガンなどの羽織り物や文具など、テーブル周りにあるものは全て、ひとまずそこに退避させます。のちに、個人で管理や片付けをしてもらっています。ひとまず退避させるボックスは溢れさせないことがルールです。また、見えない様に収納させる、手軽に片付けられるという場所をたくさん作ることもおすすめです。たくさんのものが見えずにシンプルな状態だと、心理的にも、「ちょっとぐらい」と物を置きっぱなしにしにくくなります。

「便利を実感」にフォーカス

よく使う物は、片手でとることができるように工夫してみるのもおすすめです。例えばカトラリーや調理用の道具。棚や引き出しを開けて、ガチャガチャと目当ての物を探すのは地味に面倒に感じますよね。種類別にゆとりを持って収納しておけば、片手でアクセスできます。調理器具などは吊るしたり、カップなどに立てかけたりという収納もとても便利です。他にも、蓋を開けて使用するような化粧品道具などもスプレーやポンプヘッドを取り付けてみるのも使い勝手が良くなり、サッと使えて便利です。目的の行動を簡単にすると、「片付ける」という行為へ辿り着きやすくなります。キッチンペーパーをロールタイプでなくボックスタイプにしてみるのも使う際にちぎって使う手間が減り、シンプルな収納ができたりもします。また、玄関手前に小さな鏡とボックスを設置してみるのもおすすめです。サッと身嗜みをチェックできますし、鍵や時計、宅配の受領印などの探し物から解放されやすくなります。

取り出しやすいと、小さな子でもお手伝いが
取り出しやすいと、小さな子でもお手伝いが

生活を楽しみながら過ごしましょう。