本格的な春が待ち遠しい季節。暖かさが続くと「冬物はもう片づけてもいいかな…」と思ってしまいます。でもまだまだ寒暖差が大きい時期。冬物を片付けるタイミングはいつ?何から片付ければいい?そんな時は、ぜひtenki.jpの2週間天気を活用しましょう!

三寒四温を繰り返し、本格的な春へ

3月に入り、暖かくなったり寒くなったりと日々の寒暖差が大きくなっていますね。「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉があります。寒い日が3日続いたあと暖かい日が4日続いてまた寒い日に戻る、という意味です。この時期は「三寒四温」を繰り返しながら、徐々に本格的な春へ近づいていきます。ただ、急に暖かくなったり、数日間、暖かい日が続くと「もう冬物は必要ないかな…片付けてもいいかな…」と思ってしまいがち。ましてや、コロナの影響もあり、テレワークなどで室内に数日こもっていることも多いため、久しぶりに外に出ると、前回よりも体感が全く違う、なんてこともあります。

冬物の服は厚手で、容量が大きく、タンスやクローゼットの中でもかさばってしまうので、必要なくなったら一刻も早く、冬物から春物・夏物へ整理したいもの。お子さんが多かったり、大家族の方はなおさら、早く片付けてしまいたいですよね。ただ、急に暖かくなったからといって一気に冬物を片付けてしまうと、あとで後悔することになるかもしれません。そうならないために、tenki.jpの2週間天気で先の天気を見通してみましょう。

気温と服装の目安

まず、気温と服装の目安を見てみましょう。15~10度だとセーター、10~5度でコート、5度以下はダウンが必要な寒さとなっています。体感は一人一人違いますが、こちらを目安に気温と照らし合わせて服装選びをすると良いでしょう。では、セーターやダウン、コートなどの冬物はいつ頃片付ければいいのでしょうか。実際に、3月、4月はどのくらいの気温になるのか地域別に見てみましょう。

地域ごとの平均気温を確認

都心や大阪の3月の平均気温は8度~9度台ですので、まだコートが必要な日が多いでしょう。札幌では3月はまだまだダウンなど万全の防寒着が必要、4月になってもコートが必要です。ただ、寒暖差が大きいこの季節ですので、日々の最高気温や最低気温にも注目する必要があります。

2020年3月の都心の気温を振り返ると、3月28日には最高気温が24.6度まで上がりました。この日は雨が降りましたが、もし晴れていたら、半袖でも過ごせるほどの汗ばむような暖かさの気温です。しかし、この翌日29日には一気に気温が急降下。なんと最高気温は7.7度、最低気温は0.7度まで下がり、みぞれが降り、凍えるような寒さになりました。薄着でも過ごせる暖かさから、一気に真冬のコートやダウンが必要なほどの寒さになったのです。

3月、4月は都心では最高気温が20度以上になることもあり、気温がグッと上がると、夏日近くになることもあります。ただ、朝晩はまだ冷え込む日が多くなります。そのことを考えながらクローゼットに収めておく服の種類を選ぶ必要があります。万が一の気温の急な変化にも対応できるようにしないといけません。

衣替えの計画をしてみよう

では実際に、ある期間の東京都千代田区(東京都心)の2週間天気の例を見ながら、どのように衣替えをすればいいのか考えてみましょう。

【1日目、2日目】最高気温は10度くらい。コートが必要な寒さ。

【3日目~5日目】ぽかぽか陽気になりそう。最高気温20度近くまで上がる日も。

【6日目~7日目】寒暖差が大きい。最高気温9度まで一気に急降下。

【8日目~11日目】再びぽかぽか陽気。汗ばむくらいの日も。日中はコートなしでOK。

【12日目~14日目】寒暖差が大きい。日差しがなく、上着はあったほうが良さそう。

1日目、2日目はコートが必要な寒さが続きますが、3日目になるとぽかぽか陽気。日中でしたらコートがなくてもお出かけできそうです。でもここでコートを片付けてはいけません。7日目にはなんと一気に最高気温が9度くらいまで下がり、真冬のような寒さに。しかし徐々に気温が上がり、再びぽかぽか陽気になるでしょう。11日目には20度を超えて、汗ばむ陽気になりそうです。都心ではGW頃の気温ですので、日中なら半袖でも過ごせるくらいでしょう。そのため、薄手のシャツや半袖などもそろそろ準備しておかないと…ということがわかります。

また、2週目になると、最低気温が5度以下になることはなさそうですので、ダウンはもう片付けてしまってもOK!セーターも日中は必要なさそうだけど、念のため1枚だけ残して、他は片付けてしまおう、と計画が立てられます。

先の気温が見通せていないと、急な気温の変化に対応できず、コート片付けなければよかった!まだ半袖出してなかった!着る服がない!なんていうことになりかねません。もちろん、気温と服装が合っていないと、体調も崩しやすくなりますので注意が必要です。

つまり、急に寒くなった時のためのアイテムを1~2セットは残しておく、急に暖かくなった時のための薄手のシャツや半袖などのアイテムを新たに数着用意しておくのがおすすめです。一気に冬物を片付けてしまうのはリスクがありますので、1週間先、2週間先の気温の傾向をこまめにチェックしながら、何回かのタイミングに分けて、少しずつ片付けていくのが良さそうです。

また片付ける際は、気温の変化だけでなく、天気にも注目すると良いでしょう。片づけるのにおすすめの天気は「晴れ」。さらに晴れる日が数日続くのが理想です。晴れている日に洗濯をして、晴れている次の日にしまうのが良いでしょう。雨の日は湿気を吸い込んでしまうので、避けた方が良さそうです。また、スギやヒノキなど花粉が飛びやすい季節ですので、上着はウール素材は早めに片づけて、代わりにつるつるした素材のものを用意しておきましょう。

『2週間天気』で未来に見通しを

数日先の気温だけでなく、2週間予報で先の気温の変化をチェックすることで、気温の急な変化も見逃さず、服装にも対応できるでしょう。ぜひ2週間天気をこまめにチェックしながら、衣替えをしてみてください。