2020年もあっという間に過ぎて行きましたね。今年はいつもと違う時間を過ごされた方も多かったのではないでしょうか?『QOL』という言葉も広く浸透して、まさにQuality Of Life(=人生や生活の質、自分らしい生活を送り、幸福を見出すという尺度の考え方)を見つめ直す機会も多かったのではないでしょうか。

今回はそんな年末から新年にかけて、見た目も華やかで幸福感を感じる、旬の『いちご』を使ったおつまみをご紹介します。目に、舌に、どうぞ楽しい時間をお過ごしくださいね。

美味しいイチゴの見分け方は?

12月には店頭で目立つ場所に置かれて売られ始めるいちごですが、品種にもよりますが、実はハウス栽培のものが多く、露地栽培では3月くらいに収穫されます。今では産地や品種なども豊富で、お気に入りを探して食べ比べたりもできますね。品種改良も活発で、色だけでも朱色や深紅、白い物まで様々。

スイーツに合わせる酸味のあるものから、それだけでスイーツになるような糖度の高いものまで、多くの選択肢があり、悩むのもまた楽しみのひとつになったりします。

美味しいイチゴを選ぶ際のポイントは…

・ヘタの近くまでしっかりと色付いている

・ヘタの緑が鮮やかで、瑞々しいもの

・果実表面がふっくらとしているもの

これらを参考に選んでみましょう。また、購入してきた後の保存の方法にも注意しましょう。そのまま食べるのなら、直前まで冷蔵庫に入れて、できるだけ早く食べるようにしましょう。日が経ってしまった場合は、ジュースなどに加工して食べるのがおすすめです。その場合は冷凍しても大丈夫です。また保存する際にはヘタを取らずに残して保存を。水洗いは腐りやすくなるので、食べる直前にするようにしましょう。

切って和えるだけ、簡単2品!

パッと作ることができて、簡単ですが、見た目はとても華やかな2品をご紹介します。

☆いちごだけで!「いちごのハニーバルサミコ風味」

<材料>

いちご 10粒

バルサミコ 大さじ1

はちみつ 小さじ2

めんつゆ 小さじ1

こしょう 適量

<作り方>

1. いちごはヘタをとってよく洗い、縦半分に切ります。

2. ボウルに調味料を全て入れて、よく混ぜ合わせます。

3. 2にいちごを加えて、和えます。

4. 冷蔵庫で20分ほどなじませたら出来上がりです。

☆デザートみたい!「いちごのディップ」

<材料>

いちご 10粒

マスカルポーネチーズ 200g

塩 少々

こしょう 少々

<作り方>

1. いちごはヘタをとってよく洗い、荒みじんに刻みます。

2. ボウルに全ての材料を入れて、しっかりと和えたら出来上がりです。

バケットやクラッカーに乗せて食べるのはもちろんですが、パンケーキやアイス、フライ料理にトッピングしても美味しいですよ。

いちご、炒めてみませんか?

フルーツとしてそのまま生食することが多いいちごですが、いつもと趣向を変えて、炒めてみませんか?サッと火を加えることで、果肉がとろけて、甘みをより感じる一品になります。ぜひ、試してみていただきたい簡単レシピです。

☆おめでたい、赤のひと皿「いちご炒め」

<材料>

いちご 10粒

ミニトマト 10個

アボカド 1個

クリームチーズ 50g

ミント 5枚

バジル 3枚

バター 10g

レモン汁 小さじ2

塩 適量

<作り方>

1. いちごとトマトはヘタをとってよく洗います。

2. クリームチーズは1.5cm程度の角切りにします。ミントとバジルは荒みじんに刻みます。アボカドは種と皮を除いて、1.5cm角に切ります。

3. フライパンにバターを入れて、中弱火でバターを溶かします。バターがしっかり溶けたら、中火にして、トマト、いちご、アボカドを入れて、果肉が崩れないように、やさしく炒めます。

4. 全体的にしんなりとしてきたら、クリームチーズの半量、ミントの半量を加えて、さらに和えるように炒めます。

5. レモン汁と塩を加えて味を整えたら、火から下ろし、器に盛り付けて、残りのクリームチーズとミント、バジルを散らしたら出来上がりです。

サラダで食べても美味しい材料ですが、熱が加わると…絶品ですよ
サラダで食べても美味しい材料ですが、熱が加わると…絶品ですよ

気持ちが華やぐ、そんな食卓で。よいお年をお迎えください。今年も1年、ありがとうございました。

参考

旬の食材百科 フーズリンク