暑い日が続きます。暑い時には「食欲が減退する…」という人もいるでしょうし、キッチンに立つのも「暑くて億劫…」と感じる人も多いのでは?暑い時こそ、しっかり食べて、体のエネルギーをきちんと確保しましょう。前回は、今の時期にぴったりの、酢飯を使った『手巻き寿司』をご紹介しました。今回は『ちらし寿司』をご紹介します♪

ぜひレシピを使って、挑戦してみてくださいね。しっかり食べて、体の力を底上げしましょう!

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美味しい酢飯の下ごしらえを復習

前回と同様に、まずは手巻き寿司のベースとなる酢飯の美味しい作り方。きちんとおさらいしておきましょう。

☆美味しい酢飯の作り方☆

<材料>(米 1合分)

米酢 20ml

砂糖 10g

塩 5g

<作り方>

1. 硬めにご飯を炊き上げます。

2. すし酢となる調味料を大まかに混ぜておきます(砂糖はご飯の熱で溶けて馴染むので、完全に溶けていなくても大丈夫です)。

3. 炊き上がったご飯を寿司桶や大きめの皿、バットなどに移します。

4. すし酢を全体にまわしかけて、米粒が潰れないように、切るように全体を混ぜます。

5. うちわなどであおぎながら作業して、人肌程度になるまで冷ましましょう。

※気をつけたいこと

・ボウルなどではなく、広く、平たいものを使って切り混ぜましょう

→ボウルだと底に水分が溜まってしまって、べったりとした酢飯になりがちです。

・切るように混ぜましょう

→こねるように混ぜてしまうと、粘り気が出て、ベタっとした酢飯になってしまいます。

・あおぎましょう

→あおぐことでしっかりと水分が飛び、ベタつきを抑えます。また、冷めるのも早いため、風味もよくなります。

夏の香味たっぷり、干物寿司

気軽に手に入る食材がメインのこちらのちらし寿司。焼いたアジが食欲を盛り上げてくれます。しつこくないので、たくさん食べられますよ。

<材料>

酢飯 2合分

アジの干物 2枚

しょうが 30g

青じそ 10枚

ワケギ 50g

ミョウガ 2個

焼きのり 2枚

いりごま(白) 大さじ4

※お好みで、実山椒の佃煮や芽ねぎ、かいわれ菜などを足しても。

<作り方>

1. しょうがと青じそは千切りにします。ワケギとミョウガは薄い小口切りにします。

2. 干物を焼いて、粗熱が取れたところで、頭や皮、骨などの硬い部分を取り除いて、身を食べやすい大きさにほぐしておきます。

3. のりは軽くあぶって、細かく手でちぎっておきます。

4. 酢飯にのりとごまを加えて、さっくりと混ぜ合わせます。

5. 1.と2.の半分を加えて、さらにさっくりと混ぜ合わせます。

6. 器に盛り付けて、残った1.と2.を散らせば出来上がりです。

焼いて香ばしいアジの干物…おいしくないわけがない!
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夏の元気食材、うなきゅう寿司

夏の滋養をつける食材と言われているうなぎ。ちょっと高級品ですが、一気にテンションも上がる食材ですよね。炒り卵が、見た目にも鮮やかで良いアクセントになっていますよ。

<材料>

酢飯 2合分

うなぎの蒲焼 1串分

蒲焼きのタレ (添付のもの)

きゅうり 1本

卵 3個

砂糖 大さじ1

水 大さじ1

塩 少々

菜種油 小さじ1

実山椒の佃煮 大さじ2

ガリ 適量

<作り方>

1. うなぎの蒲焼は1cm程度の幅に切って、耐熱皿に並べて入れ、分量外の酒大さじ1を振って、ラップをし、電子レンジで1分ほど温めます。

2. 蒲焼きのタレは酢飯に加えて、切り混ぜておきます。

3. きゅうりは薄い輪切りにして、分量外の塩小さじ1/3を振り、水気を絞っておきます。

4. 炒り卵を作ります。ボウルに卵、砂糖、水、塩を入れてよく混ぜます。熱したフライパンに菜種油を引き、卵液を流し入れます。菜箸などでかき混ぜながら、そぼろ状に火を通します。

5. 器に2.の酢飯を盛り付け、実山椒の佃煮を散らします。その上に、炒り卵ときゅうりを散らして、うなぎを盛り付けて、ガリを添えたら出来上がりです。

切り方などを変えたり、トッピングを追加してアレンジしても楽しいですね
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まるで外食気分、洋風ちらし寿司

少し変わり種の洋風ちらし寿司をご紹介します。基本の酢飯ではなく、炊き立てのご飯からアレンジが始まります。普段と違う味が新鮮で、楽しい気分になれると思いますよ。

<材料>

ご飯 2合

バルサミコ酢 大さじ2

アンチョビ 4枚

セミドライトマト 30g

紫たまねぎ 1/4個

オリーブ(黒) 12個

生ハム 50g

バジル 5枚

パルメザンチーズ(塊) 20g

オリーブオイル 大さじ1

<作り方>

1. 少し硬めにご飯を炊き上げます。

2. セミドライトマトは、ぬるま湯をひたひたに注いで15分ほど浸して戻し、7mm程度の幅で切ります。

3. アンチョビはみじん切りにします。紫玉ねぎは繊維に沿って薄切りにします。オリーブは半分に切ります。生ハムとバジルは手でちぎります。チーズはピーラーで削ります。

4. ご飯が炊き上がったら、大きめのボウルに移して、バルサミコ酢をまわしかけて、アンチョビを加えて、切るように混ぜ、冷まします。

5. 器に酢飯を盛り付け、材料を散らします。最後にオリーブオイルを回しかけたら出来上がりです。

こちらはドライトマト。ドライトマトも使用できますが、その際は浸しておく時間を長めにしてください。
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参考

キユーピー 食育活動

Nadia

クックパッド

四季 dancyu/プレジデント社

暑さに負けずに、元気に過ごしていきましょう!
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